今朝の西日本新聞は社説でふるさと納税の事を取り上げて居ます。
ふるさと納税で地方自治体を煽った総務省が、余りにも加熱する返礼品合戦に
寄付額の3割以下を目安とする様に自治体に水を差しました。
寄付金に対する返礼品は益々豪華さを競い少しでもふるさと納税獲得競争は過熱
するばかりです。
15年度のふるさと納税は1652億円と前年度比で4倍超えです。
16年度は更に3千億円が予想されると言う。
このままだと17年度はどうなるのでしょうね。
確かにふるさと納税で熊本地震では助かった自治体もあるが、反面大幅に地方税を
奪われた自治体も出て来ています。
東京都23区の16年度減収額は129億円・横浜市は31億円と巨額の地方税が
減収となって居るそうです。
ふるさと納税は地方自治体同士の仁義なき戦いで地方税の奪い合い戦争です。
利用者は返礼品に目が眩み、自分が棲んで居る所へ納めるべき地方税を他所の自治体
に納める。
地方税のただ乗りですが、それを国が奨励して居るのはおかしいですね。
地方自治体もエスカレートする返礼品で無理する自治体もある様です。
社説ではふるさと納税が自治体同士の奪い合いだから、国は根本的に地方への財源
移譲に本腰を入れるべきだと説く。
全く同感で今のふるさと納税は即刻廃止すべきと思います。