歴史は時代に埋没するとはよく言ったものだ。
1995年3月20日東京地下鉄で毒ガスサリンによる同時多発テロは日本を
いや世界を震撼させた。
これが世界で初めて同時多発テロの幕開けとも言われてます。
あれから23年、平成7年に起きた大事件でしたが、あれから起きた大事件の
蔭に隠れて忘れさられ様として居ます。
当時に内閣は社会党が自民党と合同で編成され社会党党首の村山氏が総理大臣
でした。
衆院議長は土井たか子氏と言う顔ぶれでしたね。
俄仕立ての内閣に国民は引っ掻き回される事となる。
1995年年が明けて間もなく1月17日阪神淡路大震災が起きて世の中が騒然
として居る中でのオウムによる地下鉄サリン事件でした。
オウム教団が引き起こした事件は坂本弁護士一家殺害事件・松本サリン事件。
地下鉄サリン事件・教団内リンチ事件・警察庁長官襲撃事件・数々の拉致殺人事件。
数えれば限りない事件を引き起こしました。
地下鉄サリン後2ケ月経った5月16日山梨県一色村の教団施設で教主松本智津夫
が屋根裏に隠れて居たのを逮捕された。
一連の関係者の内には死亡した者も居たが昨年死刑13名を含む首謀者等刑が確定。
そして最後まで逃亡して居た高橋被告の刑が、最高裁の上告審で昨日確定しやっと
オーム裁判は終結した。
だがまだ松本死刑囚ら13人の刑の執行は行われて居ません。
サリン信者が本当に改心したか疑問に思えてならぬ。
中には刑期を終えまた世間を騒がせるのではと言う恐怖があります。
何しろ政府を転覆させ自分が支配しようと海外まで手を伸ばし武器調達をした
グローバルな考え方の教団でしたので、油断できません。
来年で平成の御代を終わりオームの地下鉄サリン事件を知る人も少なく
なって来たのですね。