第196回通常国会が始まった。
国会開催頭首に行われる首相施政方針演説、年内に憲法改正国会発議に持って
行きたい首相は何を語るのか注目された。
両院の憲法審査会で各党が具体案を提出す議論を深め前に進めて欲しいと呼び
掛けたが、自らは改憲の具体案は示さなかった。
何をどうしたいのだろうか?
少子高齢化は国難とし、対策として働き方改革・人づくり革命・生産性革命と
革命とか改革の連発です。
まず働き方改革では、同一労働同一賃金・長時間労働慣行の打破を挙げた。
人づくり革命では来年増税分の消費税を財源に全世代型社会保障制度への転換。
是まで高齢者重点の社会保障から、幼児教育・高等教育の無償化に取り組む。
生産性革命では、中小・小規模事業者の生産性を高め、賃金上昇で景気回復
を図ると宣言したそうです。
財政健全化と経済優先の二足の草鞋を履く阿倍政権、今回はプライマリバランス
の黒字化達成時期を夏までに示すと延べた。
どうやら経済優先をとり、財政健全化は後回しになりそう。
北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題では挑発行為に動ぜず強硬姿勢を崩さないと
した。
地上配備型迎撃システムイージス・アショア導入で防衛力強化を挙げた。
日米同盟は克ってない程強化と自画自賛。
韓国に対しては是までのもっとも重要な隣国と言う表現は避け、日韓合意を
破った韓国に対し間を取った様です。
どうやら9月の自民党総裁選での3選を前に、大事を取って無難な首相施政
演説となった様だ。
なお各党の代表質問は24~26日まで。
今回の通常国会の会期は150日間で6月20日までの予定。
さて国会はどの様に展開して行くのでしょうね。