米朝首脳会談で、基本的には非核化に向け合意されたと見られたが、米朝とも懐疑的
で一向に話しは進まない状況です。
米国は完全なる非核化即実現を迫るが、北朝鮮は核こそ米国と対等に話し合える最後の
切り札とし言を左右し、段階的廃止実現を主張する。
正恩氏の狙いは核保有国と認めて貰う事、現政権の保全を確証して貰う事です。
是では平行線で交わる事はありません。
その中で韓国文大統領は、朝鮮戦争終結宣言と南北統一が最終目的として画策して居る。
処が北朝鮮も米国も韓国の動きを全く無視して韓国を蚊帳の外にはじき出した。
トランプ氏は何かと中国習主席や北朝鮮正恩氏と話し合うのが気に障るらしく文大統領を
信頼してないみたい。
正恩氏は文大統領を対米交渉の手札として上手に使って居る様ですね。
トランプ氏も朝鮮戦争終結は北朝鮮と話がつけば簡単に可能と軽く考えて居た様だ。
処がドッコイ、中国抜きでは出来ない事を思い知らされた様ですね。
話の順序から言うとまずは朝鮮戦争の終結、非核化となるべきですが、その話し合いに
北朝鮮が核をチラつかせては、話しにならない。
そこでまずは非核化をとなった様です。
ただ北朝鮮も核保有国の独善的言い分には反発を持って居る様で、イラン同様非核化には
異論がある様です。
米国が国益のためインド・パキスタンの核保有を容認したのに何故北朝鮮はと言う思いが
あるのではないか?
現在の様に核保有が戦争の抑制に使われて居る間は良いが、是を実力として使用したら
飛んでもない事が起きる事は明白です。
大戦後何回かその危機はあったが当時の首脳者の良識で辛くも乗り越えて来た。
何処かのバカが核のスイッチを押したら世界は破滅する可能性があります。
そう言う事で世界中がトランプ氏と正恩氏の動向を注目して居ると言えます。