今日は新しい天皇の即位の前に新しい元号の公表がありました。
元号は元来一世一代が原則なので、天皇の退位前に元号設定はあり得ない事です。
ただ今回は平成天皇の生前退位と言う特殊事情があるので,協議の結果即位1月前に
国民生活に配意して制定公表する事となりました。
世の中今やIT時代で殆どが機械化され使用する年号は世界的には西暦使用です。
処が我が国には元号と言う独特の年号が幅を利かせて居て、西暦と元号の二本立て
です。
元号は天皇が即位される度変わります。
国民生活に密着した元号ですのでその選定には厳格なルールに基き厳正に行われる。
先ず有識者が中国史記や古典等から数点を選び今日選ばれた9名の有識者懇談会で
絞り、それを衆参両院正副議長に示す、さらに閣僚会議で討議し閣議決定する。
それを皇居に持って行き天皇の署名を頂き官房長官が公表し、説明を安倍首相が
行う。
今日の有識者懇談会には各界を代表する有識者9名が出席協議しました。
NHKや民放の会長・元最高裁判長・新聞協会会長・前経済連会長・山中教授
私立大学連合会長・女子として作家の林氏と千葉商科大学部長の9氏です。
協議の結果新しい元号は令和と決定。
少し意外でしたが馴れるより仕方がないですね。
もっとも何が選ばれても慣れてないので誰でも違和感があるのは当然です。
それにしても梅の花を詠った万葉集からとは意外でした。
初春令月気淑く風和ぐと言う句から令と和を取られたとか。
令月とは何を始めても幸先の良い月で梅の花が咲き誇る旧暦の2月の異名だとか。
日本の国花の桜でなく梅の花だったのが少し意外です。
新しい元号は平成天皇により公布され、新天皇即位と同時に施行される。
さて新しい令和の御代はどうなるのか?
平成の御代の様に平和であって欲しいですね。