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3年振り年度ベースで18年度貿易赤字・中国経済減速や原油高が原因か?

2019-04-18 07:35:52 | Weblog

財務省は2018年度貿易統計速報を発表しました。
貿易収支は1兆5854億円の赤字、年度ベースでは3年振りでした。
原油高や中国経済が鈍化し輸出が減少したのが原因と思われると。

18年度輸出は自動車・船舶が好調で前年度比で1・9%増の80兆7088億円。
輸入は原油・LNGの輸入が増え前年度比で7・1%増の82兆2943億円。
その差が1兆5854億円の赤字となる。

国別では中国への貿易収支は3兆5815億円の赤字。

対米貿易収支は6兆5260億円の黒字。
自動車輸出は1・3%減、自動車部品も3・9%減。
米国からの輸入では原油が3・3倍増でLNGは3倍の増でした。

対EUの貿易収支は4217億円の赤字。

尚同時に発表された19年度3月期の貿易収支は5285億円の黒字で2ケ月連続でした。
3月にEUとのERA締結で自動車への関税率が下がりEU向け自動車輸出が24・0%増
EUへの自動車関税は段階的に引き下げられ8年目には撤廃の予定

尚3月期の対米輸出は前月比で4・4%増の6836億円黒字
3月期の対中輸出は前月比で9・4%減、貿易収支は1927億円の赤字。


日米物品貿易交渉・農産物関税はTPP水準を確認・米側自動車追加課税ちらつかせ貿易赤字解消迫る

2019-04-18 06:28:14 | Weblog

米国との2国間通商貿易交渉は物品貿易限定で交渉に同意されましたが、米国はサービス部門
を含む交渉を要求して来ているだけに交渉の成り行きが注目されています。
閣僚級貿易交渉で農産物・工業製品の関税引き下げや撤廃について話しあった。
一応農産物についてはTPP協定水準を限度とする事を確認した。
また物品関税以外でもサービス部門貿易で、ネット使用の商取引等デジタル貿易分野で協議
する事で合意したが米国が求める為替条項導入等には応じない様に伝えた。

米国側はTPP発効後不利になって来て居る事で早急に解決が急がれる事、大統領選が今年から
本格化する事等自国事情がある。
日本側も夏の参院を控え是非早期決着を図りたい事情がある。

そう言った事情で早期決着の可能性も出て来たが米国は日本との貿易赤字解消が大きな問題
なので米国産農産物の市場開放や日本車への追加課税や輸入数量規制等を迫って来る事も
予想されますね。