金子達仁 2003年 幻冬舎
“戦う男の自伝系つながり”にしようと思って、よく考えたら、これ自伝ぢゃなかった、ノンフィクション。
プロレスラー高田延彦物語。(高田の高の字、ほんとは違うんだけど、文字化けすると何なんで普通の文字つかいます。) 引退したあとに書かれた本です。
80年代は、けっこうプロレス好きだったんですが、私はなかでもやっぱU系が好きでした。
で、それからリングス観たり、プライド観たりして、自分は総合系へと行っちゃうわけですが、そうなるといわゆるプロレスっていうのがかったるくて見てらんなくて嫌いになっちゃいました。
ただ前から一貫して高田のプロレスは好きでした。なんていうか、力を入れるところがシンクロできるんですねー、攻めてるときも耐えてるときも、グーッと一緒に歯をくいしばっちゃうというか。
で、本に話もどすと、UWFとかUインターっていうと、何かいろいろゴチャゴチャあって、前田と高田とか、高田と田村とか、どこまでどう絆があって確執があるのかとか難しいとこだったんだけど、この本にはみんな書いてあります。やっぱ団体バラバラになるのとかはツライねえ。
あと、この本には、いわゆるプロレスのホントのことも書いちゃってます。つまり、プロレスはリアル・ファイトぢゃないってこと。あの北尾戦(高田がキックでノックアウトした試合)の裏のこととかも。新日本との対抗戦も、取り引きで一本目は負けて(武藤に四の字で…)、二本目は星を返すこととかも。
あと個人的には、ヒクソン戦に至るまでのことが書かれているのが、いちばん興味深かったっす。
二度目のとき(これはドームに観に行った)、高田が「ヒクソンのオーラが消えた」って言ってたんだけど、この意味は当時わかんなかった。
一回目のときは、コーチについたやつが“おまえは勝てない”みたいなことを吹きこんだんだけど、二度目はちゃんとそれなりに勝つための準備をして臨んだってことなんですね。だから一回目は相手がピカピカに見えてしまっていたと。
“戦う男の自伝系つながり”にしようと思って、よく考えたら、これ自伝ぢゃなかった、ノンフィクション。
プロレスラー高田延彦物語。(高田の高の字、ほんとは違うんだけど、文字化けすると何なんで普通の文字つかいます。) 引退したあとに書かれた本です。
80年代は、けっこうプロレス好きだったんですが、私はなかでもやっぱU系が好きでした。
で、それからリングス観たり、プライド観たりして、自分は総合系へと行っちゃうわけですが、そうなるといわゆるプロレスっていうのがかったるくて見てらんなくて嫌いになっちゃいました。
ただ前から一貫して高田のプロレスは好きでした。なんていうか、力を入れるところがシンクロできるんですねー、攻めてるときも耐えてるときも、グーッと一緒に歯をくいしばっちゃうというか。
で、本に話もどすと、UWFとかUインターっていうと、何かいろいろゴチャゴチャあって、前田と高田とか、高田と田村とか、どこまでどう絆があって確執があるのかとか難しいとこだったんだけど、この本にはみんな書いてあります。やっぱ団体バラバラになるのとかはツライねえ。
あと、この本には、いわゆるプロレスのホントのことも書いちゃってます。つまり、プロレスはリアル・ファイトぢゃないってこと。あの北尾戦(高田がキックでノックアウトした試合)の裏のこととかも。新日本との対抗戦も、取り引きで一本目は負けて(武藤に四の字で…)、二本目は星を返すこととかも。
あと個人的には、ヒクソン戦に至るまでのことが書かれているのが、いちばん興味深かったっす。
二度目のとき(これはドームに観に行った)、高田が「ヒクソンのオーラが消えた」って言ってたんだけど、この意味は当時わかんなかった。
一回目のときは、コーチについたやつが“おまえは勝てない”みたいなことを吹きこんだんだけど、二度目はちゃんとそれなりに勝つための準備をして臨んだってことなんですね。だから一回目は相手がピカピカに見えてしまっていたと。
