前略 小沢健二様

1996年　太田出版
小沢健二が13年ぶりにコンサートツアーを開催　音楽ニュース : リッスンジャパン
というわけで、オザケンが復活というか、活動再開っていうか知らないけど、ライブをやるってニュースがあったもんで、つい。
もちろんＣＤはいくつか持ってんだけど、それぢゃ面白くないんで、この本にしてみました。「小沢本」だそうです。
コンテンツは、
１．同級生10人が語る小沢健二のスクール・デイズ
２．バック・トゥ・“フリッパーズ・ギター”
３．ビニール・ジャンキー予備軍に捧げるオザケン元ネタ全曲解説
あと２部に分かれてるけど、全５ページの「小沢健二の基礎知識」。
１と２は、小沢健二の昔を知るひとたちのインタビューです。
本文中の発言にも出てくるけど、オザケンは“どんどん過去が消えて行く人”なんで、本人語りっこないし、まあそういう周りへのインタビューで特集をつくりあげたようです。
（過去が消えちゃうっていうのは、「犬キャラ」（＝犬は吠えるがキャラバンは進む）のことがプロフィールでは触れられないこととかを指す。私はけっこう好きなんだけどね、『天使たちのシーン』とか『ローラースケート・パーク』。）
フリッパーズ・ギターのことが多く語られていますが、私はリアルタイムで知らなかったので（意図するとしないとにかかわらず、解散してから聴くのが私の性分なので）、けっこう「あー、そういうもんだったんだ」と勉強になることいっぱいありました。