エーリヒ・ケストナー 小松太郎訳 1970年・創元推理文庫版
あいかわらず児童文学関係のつながりなんだけど。
『子どもの宇宙』とかでは、ケストナーの「ふたりのロッテ」が採りあげられてんだが、例によって、これまた私はそういう肝心なものを読んでいない。
「消え失せた密画」(「密画」は聞き慣れない単語だけど「ミニエチュア」というルビが振られて、美術的価値の高いちっちゃい絵のことらしい)は、ケストナー作品のなかでは、“大人向け”に入る部類のものらしいけど、副題の「または或るセンチメンタルな肉屋の親方の冒険」ってユーモアあるフレーズから想像されるように、子どもが読んでもそこそこ面白いんぢゃないかと思う。
持ってるのは1988年の14版で、大学の生協の書店のブックカバーに包まれてるのを今回発見したんだが、なんでこれを読んでみようとしたのかは忘れちゃった。
“エミールと探偵たち”は、とにかく好きなんだけど、そこからは年月が離れすぎてるし、大学2年のときのドイツ語の教材が“ほらふき男爵”だったから、もしかしたらそのへんからケストナーの小説を読んでみる気になったのかもしれない。
今回読み返したんだけど、神奈川から茨城へと行く道中で、あっという間に読んでしまった。読みやすくて面白い。
あいかわらず児童文学関係のつながりなんだけど。
『子どもの宇宙』とかでは、ケストナーの「ふたりのロッテ」が採りあげられてんだが、例によって、これまた私はそういう肝心なものを読んでいない。
「消え失せた密画」(「密画」は聞き慣れない単語だけど「ミニエチュア」というルビが振られて、美術的価値の高いちっちゃい絵のことらしい)は、ケストナー作品のなかでは、“大人向け”に入る部類のものらしいけど、副題の「または或るセンチメンタルな肉屋の親方の冒険」ってユーモアあるフレーズから想像されるように、子どもが読んでもそこそこ面白いんぢゃないかと思う。
持ってるのは1988年の14版で、大学の生協の書店のブックカバーに包まれてるのを今回発見したんだが、なんでこれを読んでみようとしたのかは忘れちゃった。
“エミールと探偵たち”は、とにかく好きなんだけど、そこからは年月が離れすぎてるし、大学2年のときのドイツ語の教材が“ほらふき男爵”だったから、もしかしたらそのへんからケストナーの小説を読んでみる気になったのかもしれない。
今回読み返したんだけど、神奈川から茨城へと行く道中で、あっという間に読んでしまった。読みやすくて面白い。