諸星大二郎 昭和53年 朝日ソノラマ サンコミックス
きのうのつづき。っていうか、同じタイトルだけど。
こっちがオリジナルの「夢みる機械」の単行本で、昨日のは版を変えて後年に出し直されたもの。
でも私だって、これはリアルタイムぢゃなくて、だいぶ後から古本屋で買ったはずだけど。
記憶に違いがなければ、たぶん古本で“定価より高い値段で買った”っていう体験を初めてしたマンガだと思う。
カバーそでにいわく、
>なに変わることのない毎日は、世界の崩壊を感じさせない。だが、人知れぬ日常のうらで世界は破局に向け、つき進んでいる!!
終末を色濃く反映した未来を、モザイクのように描く諸星大二郎のSF作品集!!
という分かるような分かんないような言葉があるんだけど、まあそんな感じです。
「夢みる機械」はもちろん傑作だし、「地下鉄を降りて…」みたいな不条理感のあるマンガは、いま思えば、当時いろんな小説とかを読み漁り始めてた私にも、マンガだってすごいんだっていう可能性をおぼえさせたものかもしれません。
で、この単行本には、「奇妙なレストラン」とか「コッシー譚」とかいう、それまで私が知らなかった、かる~い感じのマンガがあって、シリアスな諸星大二郎しか知らなかった私はびっくりさせられました。とても「孔子暗黒伝」と同じ人が描いたとは思えない。いまでも、なぜこういうの描けるんだろうって不思議に感じる。
「夢みる機械」1974年
「浸食惑星」1974年
「奇妙なレストラン」1973年
「ティラノサウルス号の生還」1976年
「コッシー譚」1974年
「ど次元世界物語」1975年
「地下鉄を降りて…」1976年
「ぼくの日記帳」1973年
「猫パニック」1975年
きのうのつづき。っていうか、同じタイトルだけど。
こっちがオリジナルの「夢みる機械」の単行本で、昨日のは版を変えて後年に出し直されたもの。
でも私だって、これはリアルタイムぢゃなくて、だいぶ後から古本屋で買ったはずだけど。
記憶に違いがなければ、たぶん古本で“定価より高い値段で買った”っていう体験を初めてしたマンガだと思う。
カバーそでにいわく、
>なに変わることのない毎日は、世界の崩壊を感じさせない。だが、人知れぬ日常のうらで世界は破局に向け、つき進んでいる!!
終末を色濃く反映した未来を、モザイクのように描く諸星大二郎のSF作品集!!
という分かるような分かんないような言葉があるんだけど、まあそんな感じです。
「夢みる機械」はもちろん傑作だし、「地下鉄を降りて…」みたいな不条理感のあるマンガは、いま思えば、当時いろんな小説とかを読み漁り始めてた私にも、マンガだってすごいんだっていう可能性をおぼえさせたものかもしれません。
で、この単行本には、「奇妙なレストラン」とか「コッシー譚」とかいう、それまで私が知らなかった、かる~い感じのマンガがあって、シリアスな諸星大二郎しか知らなかった私はびっくりさせられました。とても「孔子暗黒伝」と同じ人が描いたとは思えない。いまでも、なぜこういうの描けるんだろうって不思議に感じる。
「夢みる機械」1974年
「浸食惑星」1974年
「奇妙なレストラン」1973年
「ティラノサウルス号の生還」1976年
「コッシー譚」1974年
「ど次元世界物語」1975年
「地下鉄を降りて…」1976年
「ぼくの日記帳」1973年
「猫パニック」1975年