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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ラスト・ライド on “He”

2011-06-06 19:48:23 | 馬が好き
どちらかというと火曜が雨っぽいので、月曜に乗馬に行くことにした。
天気がいいのはいいが、暑くなりそうである。
日曜は少年たちの練習をちょっと見たんだけど、まあ他人が乗ってるのを見ると、楽しそうなものである、乗馬って。
今日は、ひさしぶりに、ヒーズザマンに乗る。

正直、私なんかには上等すぎる馬である。おそらく微妙なタッチが必要なんではないかと思う。
そこらへんとこが興味あって、たまには乗ってみたい馬の1頭なんである。「どう?ちょっとはオレうまくなってる?」って訊いてみたいっつーか。
大きい方の馬場は、あした砂入れをするので、今日は小さいほうの馬場で乗る。区切りの柵とか障害とか取っ払った、何もない大きな馬場で思いっきり激走してみるのも楽しそうだけど、やめとく。
常歩から速歩、いそぎたがるヒーズザマンをなだめて、ハミうけをさぐる。
意外と簡単に譲ってくれる、ような気がする。あんまり強く拳を使うと、ウリャ(怒)て感じで反抗するんで、適当にフワーっとしたまま乗ってみる。
トットットットッと速い速歩する馬に乗ってると、だんだんカカトが上がってくるなー。ヒーズザマンは乗りやすいので、しばし正反撞。こんどはカカト下げようとすると、足が突っ張るように前にいくよ。しゃーないんで、アブミ外して、しばし速歩。柔らかい歩き方なんで歩度伸ばしたりしても乗ってられる。

回転、回転、脚つかって、外側の手綱。なんだか右手前のときに外にふくれるなー。
駈歩も順調、輪乗りの外側に気をつけて、歩度を伸ばしたり、詰めたり。
歩度伸ばすときの反応は抜群にいいんだけど、そうやって一回火が点いちゃったあとが大変。輪乗りの手前変えると、「おら、おら、速く駈歩しようぜ」みたいな雰囲気があるんで、わざと常歩をする。速歩になんないように、歩度を伸ばした常歩を要求する。それから改めて駈歩。
さあ、んぢゃ、小さい障害をつくって、やってみる。
駈歩の輪乗りで、輪腺上で飛んでみるよ。何回かやったことあるけど、いつも次第に輪乗りが楕円になる。
障害の前へ一定のペースの駈歩でいけるように。飛んで、飛んだあと走りそうになったら握って。放して、脚使って前出る反応を確かめたら、また握って、ペースを守る。障害の前へ向かうところから、待って待って(胸張って抑えるようにして)、飛ぶ。飛ぶとき、少しだけラクにするように。
繰り返し、繰り返し。飛んだあとが速くなりがちなんで、すぐ抑える。そこで引っ張らない、こういうときのために準備運動のときからハミ受けさぐってるんぢゃない。ヒーズザマンは、すぐフッとラクになる瞬間があるんで、そこでこっちも譲る。
輪乗りで障害の反対側のあたりに行ったら、脚でゴーサイン、ビュンって出るんで、すぐ抑えてゆっくり障害へ向かう。頭や上体を後ろに傾けて引っ張っちゃいがち、拳を前のままで使わなきゃ。
飛ぶまではいいかもしれないんだけど、例によって飛ぶときに、ヒジから拳までガチガチである。何度かやるうちに、意識してすこし手を動かしてみることにする。
障害の踏切が近かったり遠かったりするんだけど、低いから適当に飛べぢゃう。遠そうなときに、ちゃんと持って、もう一歩入れるとかすりゃーいーのかもしれないけど、「おい、ヒーズ、何とかしてくれ!」って放しちゃうから始末が悪い、勢いだけで飛んぢゃう。踏み込ませて、ちゃんと障害のとこで、馬が上にあがるようにしないと。(んー、これって、もしかして半減却的世界の入り口ではないかと思いながら、乗ってた。)
いい感じのリズムで飛べるようになったとこで、練習終了。暑いなー、今シーズン初めて、汗が目に入るぜ。前は、すぐ手で汗ぬぐってたんだけど、最近、うかつに手綱を放すと(片手でちゃんと持てない)コンタクトを失うんぢゃないかと怖い。以前みたいに障害練習の合間に、カメラ取り出して馬上から写真撮るなんて、もってのほか。

人馬ともに大汗かいたんで、水を飲む。
…と、上の写真を撮ったあと、事件発生。だいたい水は気の済むくらい飲んで、ピチャピチャ遊んでるだけみたいだったから、さあ洗い場へ行こうかと思ったら、ヒーズザマンが顔を蛇口にすりつけて痒いとこ掻こうとした。「よせ、ケガすんぞ、いま洗ってやるから」って言ってた瞬間、ブシューッ!!
一瞬、なにが起きたかわかんないんだけど、すごい勢いの水を私は浴びせられた。なんだ、なんだ? 見たら、あ!水道の蛇口が根元から折れてる! 水道管から水が飛び出し続ける
私のほうが驚いてて、水流の直射を受けなかったヒーズザマンのほうが意外と冷静? とりあえずヒーズザマンをつないで、元栓どこだぁ?修理を呼べぇ!と、そらぁ大騒ぎ。
それはそうと、水が止まんないあいだ、対面にある洗い場につながれてたヒーズザマンの顔が、面白かった。「俺、やっちゃった? もしかして、相当まずいことになってる?」って当惑してるんである 神妙な面持ちが、あんまりカワイイもんだから、「怒んないから安心しろ。おまえの好き勝手にさせた俺が悪かった」って言って撫でてやる。
こーゆーときの馬の表情、見る人間の主観だって意見もあるけど、いやー、やっぱあれは困ってたよ、ヒーズザマン、まちがいなく。
で、証拠写真を撮ろうとしたんだけど、あ!水かぶってカメラ壊れてやんの、電源入らない。(気のせいか、ちょっと熱かった?)
乾いたら奇跡的に助かんないか、半日たって試してみたけど、ダメだ、ウンともスンともいわない。(メモリは無事だったんで、直前までに撮ったデータはあった。)
あーあ

最後、大パニックになっちゃったけど、なんで今日、私がヒーズザマンに乗ろうと思ったかっていうと、これが最後の機会だからである。
(こう書いて、ヒーズザマンが美浦を去ると考えるのが普通だけど、もし私が去るんだったら、それはそれで面白いね。)


いいトシかもしれないけど、まだまだ元気いっぱいなんで、新しい場所でもがんばってな
(こちとら、いくら夏日とはいえ、大量の水ぶっかけられて、カゼひいちゃったい。ハクション!)

※6月7日追記
去る馬あれば、ニューフェイスもいるよ。
って、ウチの馬になるわけぢゃないけど。
一時的な「お預かり馬」が、めずらしくいちどきに3頭もいた。

↑マイネルスケルツィ、札幌行き。

↑シベリアンヒート、府中行き。

↑マイネルチャールズ、中山行き。
コメント (2)
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