岡崎京子 1998年 角川書店・あすかコミックスDX
ヲカザキの短編集。
単行本タイトルの由来は、巻末の編集付記にあるとおり。
1996年5月に岡崎京子は交通事故に遭い、以降休筆っていうか療養中。この単行本は、本人の直し(加筆修正)がないまま、出版に踏み切られたので、「未定稿」であるという意が含まれている。
収録作は、
「万事快調」Room:No.1~3
寺内家の3人姉妹弟の話。
母はいなくなり、父は死に、祖父はボケとハイカイぐせが出てきて足にひもを結ばれてる状態。
第1話は28歳の姉ゆきこさん。OLだけど帰ったら家の中のこと全部やらなくちゃならなくて、結婚しないのかできないのか、って岡崎作品にたまにある展開。
第2話は22歳の妹みちこさん。酔った勢いでハメはずしたりした結果、ストーカーみたいのにつきまとわれる。
第3話は末っ子で学生のたかしくん。いい加減な地図を頼りに、ある葉っぱの自生してるとこ探しにいくなんてのは、大友克洋作品にあったなぁ。この作中で「分かったぁぁ~!!」と叫ぶのはわりと有名な謎めいてるシーン。
「恋愛依存症」KARTE.1~3
第1話は、結婚目前でもめる鈴木洋子と山田一郎と、直接行動として関わんないんだけど恋愛のおまじないをかける小川さゆみ。
第2話は、手首切って幽体離脱みたいになったようこ。
第3話は、むっつ上の姉がしあさって結婚するんだけど、女の子に「一緒に死なない?」なんていってるヨシオ。
「ロシアの山」
安藤ヤスヒサと八橋久美子のボーイミーツガール。彼と彼女は同じ団地の12階と14階に住んでいる。「勿論、この話は ロシアの山とは何の関係もない。」というコマがあるんだけど、どういうわけでこのタイトルなのかはわからない。「北京の秋」みたいなものか?
「お散歩」
門限の厳しい隣のりょうこ姉さんにつれられて外出した9歳のときを回想するみちこの話。

↑写真の左側は初版限定ポストカード
ヲカザキの短編集。
単行本タイトルの由来は、巻末の編集付記にあるとおり。
1996年5月に岡崎京子は交通事故に遭い、以降休筆っていうか療養中。この単行本は、本人の直し(加筆修正)がないまま、出版に踏み切られたので、「未定稿」であるという意が含まれている。
収録作は、
「万事快調」Room:No.1~3
寺内家の3人姉妹弟の話。
母はいなくなり、父は死に、祖父はボケとハイカイぐせが出てきて足にひもを結ばれてる状態。
第1話は28歳の姉ゆきこさん。OLだけど帰ったら家の中のこと全部やらなくちゃならなくて、結婚しないのかできないのか、って岡崎作品にたまにある展開。
第2話は22歳の妹みちこさん。酔った勢いでハメはずしたりした結果、ストーカーみたいのにつきまとわれる。
第3話は末っ子で学生のたかしくん。いい加減な地図を頼りに、ある葉っぱの自生してるとこ探しにいくなんてのは、大友克洋作品にあったなぁ。この作中で「分かったぁぁ~!!」と叫ぶのはわりと有名な謎めいてるシーン。
「恋愛依存症」KARTE.1~3
第1話は、結婚目前でもめる鈴木洋子と山田一郎と、直接行動として関わんないんだけど恋愛のおまじないをかける小川さゆみ。
第2話は、手首切って幽体離脱みたいになったようこ。
第3話は、むっつ上の姉がしあさって結婚するんだけど、女の子に「一緒に死なない?」なんていってるヨシオ。
「ロシアの山」
安藤ヤスヒサと八橋久美子のボーイミーツガール。彼と彼女は同じ団地の12階と14階に住んでいる。「勿論、この話は ロシアの山とは何の関係もない。」というコマがあるんだけど、どういうわけでこのタイトルなのかはわからない。「北京の秋」みたいなものか?
「お散歩」
門限の厳しい隣のりょうこ姉さんにつれられて外出した9歳のときを回想するみちこの話。

↑写真の左側は初版限定ポストカード