火曜日のほうが雨の確率高いんで、月曜日に乗馬に行く。気温予想の29度ってのは、見なかったことにしていく。
ゆうべ、「あした乗り来ます?フラワータキシード乗ったことありましたっけ?ない?ぢゃあ明日乗ってみますか!?」って言われてたんで、フラワータキシードに乗る。
わーい!初めてだ! 乗馬のマンネリ化を防いだり打開したりするには、乗ったことない馬、めった乗らない馬に乗るに限る。
フラワータキシードは、2004年生まれ、父ブラックタキシード・母クイーンズベル・母の父アレミロード、7歳の鹿毛のサラブレッド。去年の2月に競走生活を引退して、美浦で乗馬になった。
私はこれまで乗ったことないけど、いまでは子供たちも乗っている。(ただし、子供たちのほうが私なんかよりウマイ。)
こないだ日曜日に少年団たちが練習してるのを見てたんだけど、前に強く出てる感じがしてたなぁ。まあ、でも、先入観なしに乗ってみるさ。
慎重に常歩する。とかく乗馬歴の若いサラブレッドについては、つまんないことにビビんぢゃないかとか思っちゃうんだけど、ぜんぜんヘンなとこはない。
さあ広いとこで運動するぞ。うん、そんなガッツンガッツンした感じはない、乗りやすいかも。
せっせと動いてもらう。左右の手前で回転とかいろいろ。例によってウォーミングアップ的に軽速歩でサクサク歩いたあとは、輪乗りで、前に出ろよ、こんどは譲れよみたいなやりとりを繰り返す。
うーん、右手前のほうがどっちかっていうとうまくできない。四角い座敷を丸く掃く、なんつー言葉があるが、丸い輪乗りが四角くまわってるよ。
もしかすんと馬の得意不得意もあるかもしれないけど、どっちの手前でも私は左のアブミのほうがちゃんと踏めないこと多いんで、人間に問題あるってことにする。
外(左)へふくらみそうになると、ついつい右に重心を傾けちゃいそうになるんで、鞍の片っぽに座んないように、左右の尻に均等に体重かかるように座りなおして、耳のあいだから前を見るようにして、真上にいる状態をこころがけて輪をなおす。
駈歩においても同じ。「駈歩出にくいかも」って言われたんだけど、べつにそんなことはない。ギュッとすれば出るし、輪乗りを詰めたり開いたりもできる。
駈歩で、歩度を伸ばしたり、また詰めたり。そのあと速歩でハミうけを意識してまわる。明確にカクンってする感じはないんだけど、いろいろやってみる。あんまり引っ張ると馬のアタマが上がってきちゃうんで、適当にやってると、すこーし手綱伸ばしてクビが下がってったとこでもイイ感じに乗れてる気がしないでもない。
うりゃ、こっち来い、って主に外の手綱でいろいろやるんだけど、うまくいかない。
ふと、馬がゆずるのを感じ取れないのは、自分の拳が固すぎるからぢゃないかと思う。ギューってカチンカチンに握っちゃうから、馬がホイよってゆずった瞬間がわからないのでは。なるべくソーっと持つなかで、馬の様子をうかがう。
でも楽しい、初めて乗る馬。こっちはこっちで、どーなのよ、お前?って思ってんだけど、たぶん馬のほうも、なんだ?おまえ?って思ってると思うんだよね。
「低い障害、やってみますか」
ってんで、いまいち障害跳べる強さで前に出てるか確信は持ててないまま、向かってく。
低空クロス。障害の前で、もう一歩入れるつもりで乗ってく。勢いで飛ばない、ポッコンって上にあがるように。
ありゃりゃ、そしたら2回目くらいには、飛ばないで跨いぢゃった。ちゃんと踏み切んなきゃダメ、何度も繰り返し。
ああ?後肢でクロス、こんな低いクロスなのに、引っ掛けちゃった。おい、落としちゃダメだ、でも人間があーしよーこーしよーとゴチャゴチャしない。「考えろ―」って馬に言って、繰り返し。次はポンっと飛ぶ、ホメる。
クロスが両手前で一度っつ飛ぶたびに上がってく。やがて垂直にかわる。飛ぶ側は何も変えない、回転したら真っ直ぐ向かう、待って待って飛ぶ感じ。飛んだら、真っ直ぐ走ってくけど、速歩にしっかりおとしてから回転。
んぢゃ、駈歩で。
動かして、ゆったり回転したら、真っ直ぐ向かう。クロスんときと、何も変えない。人間はおへそを障害に向けてくよーに。ジーッと待って、飛ぶ。
何回か繰り返し。ああ?馬のこと信用してないから、待つとは口ばかり、障害の前で止まられないように、身構えてるから飛ぶとき遅れてるよ。
飛んで、飛んだ先にある横木をまたいで、駈歩の手前が替わってるの確認、回転して、もう一回。
グッと推進してみる、馬が前に出る、それがわかったら抑える。譲れ、俺も譲るから。思ったようにうまくいってないけど、ジワーッとした状態で回転へ。人間は障害を見る、内側の脚で推進、外の手綱意識して回転、前進気勢を失わないように回る、障害に真っ直ぐ向いたら、あとは何もしない。急ぐなよ、急ぐなよ、勢いで飛んぢゃダメだ、もう一歩、もう一歩、って言いながら、飛越。
バーが上がる。たぶん90センチ(推定)。先生のウソツキ!それは“低い障害”ぢゃないぞ。
前に出して、受けて回転、障害に向く。正面に障害見えたら、脚でギュッギュッとかしない、手で追ったりしない、ジーッと待つ。お?これぢゃ飛ばなくない? ポーンって飛ぶ。ポッコンって飛ばしてみたいと言いつつ、いざそうやって飛ぶと、ついてけなかったりする。
もう一回いくぞ、考えろ―。(でも人間は考えないぞー。Don't think! Feel!)でも、まわっていく助走のあいだにはメリハリつけるっつーか、いろいろやってみる。推進して、控えて、勢いあるのを感じながら回転、障害に向かう、待って待って、おっし!いいぞ! ちょうどいい踏切で飛ぶ。ポンポン!
障害前でひるむでもなく、飛んだあとエキサイトするでもなく、いいぞぉ、フラワータキシード!
あと速歩で、クルクルまわって、常歩でも前に出して受けてぇって確認して、練習は終了。
となりの芝馬場に行って、プランプラン歩いて、草たべたかったら好きにさせてやる。
汗びっしょりなんで、洗って、リンゴやる。あまり喜んでリンゴ食べることなかったんだけど、練習あとはハラへってんで食う。
となりからエアサンタムールが欲しそうにしてたんで、おすそわけ
ゆうべ、「あした乗り来ます?フラワータキシード乗ったことありましたっけ?ない?ぢゃあ明日乗ってみますか!?」って言われてたんで、フラワータキシードに乗る。
わーい!初めてだ! 乗馬のマンネリ化を防いだり打開したりするには、乗ったことない馬、めった乗らない馬に乗るに限る。
フラワータキシードは、2004年生まれ、父ブラックタキシード・母クイーンズベル・母の父アレミロード、7歳の鹿毛のサラブレッド。去年の2月に競走生活を引退して、美浦で乗馬になった。
私はこれまで乗ったことないけど、いまでは子供たちも乗っている。(ただし、子供たちのほうが私なんかよりウマイ。)
こないだ日曜日に少年団たちが練習してるのを見てたんだけど、前に強く出てる感じがしてたなぁ。まあ、でも、先入観なしに乗ってみるさ。
慎重に常歩する。とかく乗馬歴の若いサラブレッドについては、つまんないことにビビんぢゃないかとか思っちゃうんだけど、ぜんぜんヘンなとこはない。
さあ広いとこで運動するぞ。うん、そんなガッツンガッツンした感じはない、乗りやすいかも。
せっせと動いてもらう。左右の手前で回転とかいろいろ。例によってウォーミングアップ的に軽速歩でサクサク歩いたあとは、輪乗りで、前に出ろよ、こんどは譲れよみたいなやりとりを繰り返す。
うーん、右手前のほうがどっちかっていうとうまくできない。四角い座敷を丸く掃く、なんつー言葉があるが、丸い輪乗りが四角くまわってるよ。
もしかすんと馬の得意不得意もあるかもしれないけど、どっちの手前でも私は左のアブミのほうがちゃんと踏めないこと多いんで、人間に問題あるってことにする。
外(左)へふくらみそうになると、ついつい右に重心を傾けちゃいそうになるんで、鞍の片っぽに座んないように、左右の尻に均等に体重かかるように座りなおして、耳のあいだから前を見るようにして、真上にいる状態をこころがけて輪をなおす。
駈歩においても同じ。「駈歩出にくいかも」って言われたんだけど、べつにそんなことはない。ギュッとすれば出るし、輪乗りを詰めたり開いたりもできる。
駈歩で、歩度を伸ばしたり、また詰めたり。そのあと速歩でハミうけを意識してまわる。明確にカクンってする感じはないんだけど、いろいろやってみる。あんまり引っ張ると馬のアタマが上がってきちゃうんで、適当にやってると、すこーし手綱伸ばしてクビが下がってったとこでもイイ感じに乗れてる気がしないでもない。
うりゃ、こっち来い、って主に外の手綱でいろいろやるんだけど、うまくいかない。
ふと、馬がゆずるのを感じ取れないのは、自分の拳が固すぎるからぢゃないかと思う。ギューってカチンカチンに握っちゃうから、馬がホイよってゆずった瞬間がわからないのでは。なるべくソーっと持つなかで、馬の様子をうかがう。
でも楽しい、初めて乗る馬。こっちはこっちで、どーなのよ、お前?って思ってんだけど、たぶん馬のほうも、なんだ?おまえ?って思ってると思うんだよね。
「低い障害、やってみますか」
ってんで、いまいち障害跳べる強さで前に出てるか確信は持ててないまま、向かってく。
低空クロス。障害の前で、もう一歩入れるつもりで乗ってく。勢いで飛ばない、ポッコンって上にあがるように。
ありゃりゃ、そしたら2回目くらいには、飛ばないで跨いぢゃった。ちゃんと踏み切んなきゃダメ、何度も繰り返し。
ああ?後肢でクロス、こんな低いクロスなのに、引っ掛けちゃった。おい、落としちゃダメだ、でも人間があーしよーこーしよーとゴチャゴチャしない。「考えろ―」って馬に言って、繰り返し。次はポンっと飛ぶ、ホメる。
クロスが両手前で一度っつ飛ぶたびに上がってく。やがて垂直にかわる。飛ぶ側は何も変えない、回転したら真っ直ぐ向かう、待って待って飛ぶ感じ。飛んだら、真っ直ぐ走ってくけど、速歩にしっかりおとしてから回転。
んぢゃ、駈歩で。
動かして、ゆったり回転したら、真っ直ぐ向かう。クロスんときと、何も変えない。人間はおへそを障害に向けてくよーに。ジーッと待って、飛ぶ。
何回か繰り返し。ああ?馬のこと信用してないから、待つとは口ばかり、障害の前で止まられないように、身構えてるから飛ぶとき遅れてるよ。
飛んで、飛んだ先にある横木をまたいで、駈歩の手前が替わってるの確認、回転して、もう一回。
グッと推進してみる、馬が前に出る、それがわかったら抑える。譲れ、俺も譲るから。思ったようにうまくいってないけど、ジワーッとした状態で回転へ。人間は障害を見る、内側の脚で推進、外の手綱意識して回転、前進気勢を失わないように回る、障害に真っ直ぐ向いたら、あとは何もしない。急ぐなよ、急ぐなよ、勢いで飛んぢゃダメだ、もう一歩、もう一歩、って言いながら、飛越。
バーが上がる。たぶん90センチ(推定)。先生のウソツキ!それは“低い障害”ぢゃないぞ。
前に出して、受けて回転、障害に向く。正面に障害見えたら、脚でギュッギュッとかしない、手で追ったりしない、ジーッと待つ。お?これぢゃ飛ばなくない? ポーンって飛ぶ。ポッコンって飛ばしてみたいと言いつつ、いざそうやって飛ぶと、ついてけなかったりする。
もう一回いくぞ、考えろ―。(でも人間は考えないぞー。Don't think! Feel!)でも、まわっていく助走のあいだにはメリハリつけるっつーか、いろいろやってみる。推進して、控えて、勢いあるのを感じながら回転、障害に向かう、待って待って、おっし!いいぞ! ちょうどいい踏切で飛ぶ。ポンポン!
障害前でひるむでもなく、飛んだあとエキサイトするでもなく、いいぞぉ、フラワータキシード!
あと速歩で、クルクルまわって、常歩でも前に出して受けてぇって確認して、練習は終了。
となりの芝馬場に行って、プランプラン歩いて、草たべたかったら好きにさせてやる。
汗びっしょりなんで、洗って、リンゴやる。あまり喜んでリンゴ食べることなかったんだけど、練習あとはハラへってんで食う。
となりからエアサンタムールが欲しそうにしてたんで、おすそわけ