週末の札幌通いも今週で終わり。
最後の月曜日は、「“ロバリー”いるよ」って誘われて、愛馬(←勝手に!)ファンドリロバリーに会いに行くことになった。
私のような、たまたま乗馬をやってるだけの人間にとっては、馬との関係はいっとき借りるだけで、諸行無常の会者定離、来るもの拒まず去るもの追わずで、執着はしないんで、まさか昔の馬に会いに行くようなことは考えたこともなかったんだけど。
ロバリーだけは、別なんだよー!
気合いを入れて、会いに行くことにする。どのくらい気合いを入れてるかっていうと、休日にはヒゲを剃らない主義の私が、失礼があっちゃいけないからって朝剃っていくんだから。(“初めてのデート”並の気合いだ。)
あいにくの雨模様のなかを、札幌市でも南のほうへ行く。
ロバリーが移動したのは、今年のアタマだったかな。聞くところによれば、持ち前の人懐っこさで、乗馬クラブでもすぐ人気者になったらしい。
人だけぢゃなくて、そこでは複数の馬を同じエリアに同時に放したりするらしいんだけど、ロバリーは誰(馬)と一緒でもケンカしないで仲良くできるそうな。さすが、ロバリー
(なんで誘導として大成できなかったんだ?)
さあ、到着。きょうは時折強く雨の降るなか、障害馬術のクリニックをやってるらしい。
(んー、そういえば、障害の飛び方なんざ、もう忘れちまったなー、私ゃ。)
言っとくけど、どこの乗馬クラブだって、部外者がズカズカ入ってはいけない。ところが、そこは私らのこと、地元の馬術界のとあるツテで、「きょう『ロバリー見せてください』って言ってあるんですけど」とか言って、正面から踏み込んでいく。
(一緒に行ったひとは「アロキャンも」って言ってたけど、悪いが私ぁ、アロキャン眼中なかった
)

「はい、ここにいますよ」って、厩舎のなか案内される。
ドキドキして、最初柱の陰からソーッとのぞいてみようかと思ってた、私の思惑とか感慨なんかはさておいて、そこにロバリーは、普通にいた。

もうひとりが「ロバリー」って声かけたら、私が呼ぶ間もなく、例によって人懐っこいもんだから、ホイホイーって感じで馬房んなかクルッと回って顔出してきた。
かける声ない私。目が合った。手ぇ出せば届く微妙な距離。ジーッと見てる。

クビ伸ばして、私のTシャツの胸元にハナ寄せてきた。フーンって感じで、上から下までハナおしつけて、盛んにフグフグ身元を確かめてる。
かわいい!
クリっとした眼とか、シュッとしたハナヅラとか、何も変わってない。
私のおなかのとこまでロバリーのハナが下りてくる。ポケット探ったらロバリーだなって思ってたら、やおらジーンズにしてたベルトをガブッと噛みやんの
おお、このベルトは、乗馬ズボンのときもしてたやつなんだよ。わかってんのかな?わかっててくれるとウレシイんだけど
ちなみに、ロバリーが、私のウインドブレーカーとか乗馬ズボンのポケットをカジカジするのは、怒られないことになっている。そうです、きょうも怒りませんよ、私です。

たいがい、フンフン、フンフンってしてる。人懐っこいからな、誰にでもこのくらいしてそーだよな、ロバリー。
んぢゃ、そろそろ例によって、手のひらを出して、なんも持ってないけど、鼻先に出してみる。当然のように、シベシベ、シベシベってロバリーが舌だして舐める。よくこうやって遊んだもんだ。
フーンってロバリー。わかってんのか、わかってないのか。どっちでもいいや、すごい元気そうなんで、安心、うれしくなる
もうひとりがリンゴ出したんで、ロバリーの注意は、当然そっちへ。しょーがねーなー
ちがう棟にいたアロキャンも見せてもらって、せっかくだから、馬場の方へ行って、障害飛越の様子も見せてもらう。(Tシャツ姿で馬場に近寄ってスイマセン。)

んで、帰る前にもう一回、ロバリーんとこへ。
いろんな馬が立ち並んでるけど、やっぱカワイイ。可愛さではロバリーが抜けている。
ここで私が持ってきた梨を出してやる。リンゴも好き、角砂糖も好きだけど、この季節には梨だよな、ロバリー。
(馬に勝手に食べものをやってはいけません。ちゃんとことわりましょう。)
丸ごとのまま鼻先に出してやれば、ガブッとかぶりついてくる。思いっきりほおばって、うまそうに奥歯でゴシュゴシュって噛んでるよ。
対面馬房のほかの馬たちが、マエガキしたりして、大騒ぎ。そりゃあ、そうだよね
でも、よそさまの知らない馬たちは、どんな管理されてるかわかんないし、勝手にモノ食わすのはどうかと。でもでも、目の前で何かやってんの見せられたら、さすがに可哀そうなんで、ちょっとおすそわけしてやろうと思う。
そうして、他の馬にやってたら、「ブヒヒン」ってロバリーがハナ鳴らす!
そうだ、それがロバリー。私と1対1で面と向かってるときは、なんか貰えんの分かってるから騒がないけど、ほかの馬にやってると、「違う。その馬、違う。あんたがウマイもんやんの、俺だから!」ってアピールすんだ
すぐロバリーんとこ戻って、梨のあとにはリンゴ1個やる。
いーのかなー、こんな勝手やって、いーのかなー、って思うんだけど、ロバリーと目が合ったら勝てないよねー

飼葉食べんのとか遅いし、晩年は乗ったあと脚プルプル震わせてたり、なんか体力落ちてたんぢゃないかと心配してたんだけど、今日みたところは、とりあえず元気そうだし、幸せそうで、よかったー。子どもみたいな目をしてて、とても18歳には見えないよ。
くびポンポン叩いて、顔スリスリして、束の間の再会を締めくくりましたぁ。
元気でね、ロバリー!
(あ、一緒に写真撮んの忘れた…。)
最後の月曜日は、「“ロバリー”いるよ」って誘われて、愛馬(←勝手に!)ファンドリロバリーに会いに行くことになった。
私のような、たまたま乗馬をやってるだけの人間にとっては、馬との関係はいっとき借りるだけで、諸行無常の会者定離、来るもの拒まず去るもの追わずで、執着はしないんで、まさか昔の馬に会いに行くようなことは考えたこともなかったんだけど。
ロバリーだけは、別なんだよー!

気合いを入れて、会いに行くことにする。どのくらい気合いを入れてるかっていうと、休日にはヒゲを剃らない主義の私が、失礼があっちゃいけないからって朝剃っていくんだから。(“初めてのデート”並の気合いだ。)
あいにくの雨模様のなかを、札幌市でも南のほうへ行く。
ロバリーが移動したのは、今年のアタマだったかな。聞くところによれば、持ち前の人懐っこさで、乗馬クラブでもすぐ人気者になったらしい。
人だけぢゃなくて、そこでは複数の馬を同じエリアに同時に放したりするらしいんだけど、ロバリーは誰(馬)と一緒でもケンカしないで仲良くできるそうな。さすが、ロバリー


さあ、到着。きょうは時折強く雨の降るなか、障害馬術のクリニックをやってるらしい。
(んー、そういえば、障害の飛び方なんざ、もう忘れちまったなー、私ゃ。)
言っとくけど、どこの乗馬クラブだって、部外者がズカズカ入ってはいけない。ところが、そこは私らのこと、地元の馬術界のとあるツテで、「きょう『ロバリー見せてください』って言ってあるんですけど」とか言って、正面から踏み込んでいく。
(一緒に行ったひとは「アロキャンも」って言ってたけど、悪いが私ぁ、アロキャン眼中なかった


「はい、ここにいますよ」って、厩舎のなか案内される。
ドキドキして、最初柱の陰からソーッとのぞいてみようかと思ってた、私の思惑とか感慨なんかはさておいて、そこにロバリーは、普通にいた。

もうひとりが「ロバリー」って声かけたら、私が呼ぶ間もなく、例によって人懐っこいもんだから、ホイホイーって感じで馬房んなかクルッと回って顔出してきた。
かける声ない私。目が合った。手ぇ出せば届く微妙な距離。ジーッと見てる。

クビ伸ばして、私のTシャツの胸元にハナ寄せてきた。フーンって感じで、上から下までハナおしつけて、盛んにフグフグ身元を確かめてる。
かわいい!

私のおなかのとこまでロバリーのハナが下りてくる。ポケット探ったらロバリーだなって思ってたら、やおらジーンズにしてたベルトをガブッと噛みやんの

おお、このベルトは、乗馬ズボンのときもしてたやつなんだよ。わかってんのかな?わかっててくれるとウレシイんだけど

ちなみに、ロバリーが、私のウインドブレーカーとか乗馬ズボンのポケットをカジカジするのは、怒られないことになっている。そうです、きょうも怒りませんよ、私です。

たいがい、フンフン、フンフンってしてる。人懐っこいからな、誰にでもこのくらいしてそーだよな、ロバリー。
んぢゃ、そろそろ例によって、手のひらを出して、なんも持ってないけど、鼻先に出してみる。当然のように、シベシベ、シベシベってロバリーが舌だして舐める。よくこうやって遊んだもんだ。
フーンってロバリー。わかってんのか、わかってないのか。どっちでもいいや、すごい元気そうなんで、安心、うれしくなる

もうひとりがリンゴ出したんで、ロバリーの注意は、当然そっちへ。しょーがねーなー

ちがう棟にいたアロキャンも見せてもらって、せっかくだから、馬場の方へ行って、障害飛越の様子も見せてもらう。(Tシャツ姿で馬場に近寄ってスイマセン。)

んで、帰る前にもう一回、ロバリーんとこへ。
いろんな馬が立ち並んでるけど、やっぱカワイイ。可愛さではロバリーが抜けている。

ここで私が持ってきた梨を出してやる。リンゴも好き、角砂糖も好きだけど、この季節には梨だよな、ロバリー。
(馬に勝手に食べものをやってはいけません。ちゃんとことわりましょう。)
丸ごとのまま鼻先に出してやれば、ガブッとかぶりついてくる。思いっきりほおばって、うまそうに奥歯でゴシュゴシュって噛んでるよ。
対面馬房のほかの馬たちが、マエガキしたりして、大騒ぎ。そりゃあ、そうだよね

でも、よそさまの知らない馬たちは、どんな管理されてるかわかんないし、勝手にモノ食わすのはどうかと。でもでも、目の前で何かやってんの見せられたら、さすがに可哀そうなんで、ちょっとおすそわけしてやろうと思う。
そうして、他の馬にやってたら、「ブヒヒン」ってロバリーがハナ鳴らす!

そうだ、それがロバリー。私と1対1で面と向かってるときは、なんか貰えんの分かってるから騒がないけど、ほかの馬にやってると、「違う。その馬、違う。あんたがウマイもんやんの、俺だから!」ってアピールすんだ

すぐロバリーんとこ戻って、梨のあとにはリンゴ1個やる。
いーのかなー、こんな勝手やって、いーのかなー、って思うんだけど、ロバリーと目が合ったら勝てないよねー


飼葉食べんのとか遅いし、晩年は乗ったあと脚プルプル震わせてたり、なんか体力落ちてたんぢゃないかと心配してたんだけど、今日みたところは、とりあえず元気そうだし、幸せそうで、よかったー。子どもみたいな目をしてて、とても18歳には見えないよ。
くびポンポン叩いて、顔スリスリして、束の間の再会を締めくくりましたぁ。
元気でね、ロバリー!

(あ、一緒に写真撮んの忘れた…。)