立川志らく 2009年 太田出版
ふたつ著書を読んで、非常におもしろい、っていうか勉強になる感じがしたんで、さらに読んでみたくなったもんだから。
ちょっと前に買っといて、置いといたんだけど、読み始めたらイッキに読んだ。
弟子による談志の解説本のはずなんだけど、志らくの本人の半生記になってますね。面白いからかまいませんが。
天才なんでしょう。談志にはものすごく認められてます。
入門したときから、談志に「落語家にするしかしょうがない奴」と評価(落語家としての褒め言葉なんでしょ)されてたことが明かされてます。
真打昇進のときには「志らくは俺と同じ価値観を持っています」と談志は言ったそうです。
志らくのほうも、師匠に対して「映画と懐メロに興味がない人は談志の弟子である資格はないと思います」って答えてたりします。
“弟子入りとは職業の選択ではなく人生の選択です。惚れた人のところに入るべきです。”って断言してるし。
また、いい師匠なんだ。なんでも「なんだ、おまえは駕籠を担いだことがないのか」って言って、師匠が前、志らくが後ろで、箒かなんかを肩に掛けて、エッサホイサって、ウチんなか3周くらいして稽古つけてくれたなんて話、前にテレビでやってたなぁ。
そんな志らくの落語論は、相変わらず読んでためになるっつーか、うーんイロイロ深いなあと思わされる。
それはいいんだけど、妙におもしろかったのは、真打になって「小さん、志らく、花緑の会」ってのに出たときのこと。
小さん師匠が「おい、お前、談志に似ているじゃないか。小遣いやるよ」って、一万円くれたって話。
いいねぇ。
ふたつ著書を読んで、非常におもしろい、っていうか勉強になる感じがしたんで、さらに読んでみたくなったもんだから。
ちょっと前に買っといて、置いといたんだけど、読み始めたらイッキに読んだ。
弟子による談志の解説本のはずなんだけど、志らくの本人の半生記になってますね。面白いからかまいませんが。
天才なんでしょう。談志にはものすごく認められてます。
入門したときから、談志に「落語家にするしかしょうがない奴」と評価(落語家としての褒め言葉なんでしょ)されてたことが明かされてます。
真打昇進のときには「志らくは俺と同じ価値観を持っています」と談志は言ったそうです。
志らくのほうも、師匠に対して「映画と懐メロに興味がない人は談志の弟子である資格はないと思います」って答えてたりします。
“弟子入りとは職業の選択ではなく人生の選択です。惚れた人のところに入るべきです。”って断言してるし。
また、いい師匠なんだ。なんでも「なんだ、おまえは駕籠を担いだことがないのか」って言って、師匠が前、志らくが後ろで、箒かなんかを肩に掛けて、エッサホイサって、ウチんなか3周くらいして稽古つけてくれたなんて話、前にテレビでやってたなぁ。
そんな志らくの落語論は、相変わらず読んでためになるっつーか、うーんイロイロ深いなあと思わされる。
それはいいんだけど、妙におもしろかったのは、真打になって「小さん、志らく、花緑の会」ってのに出たときのこと。
小さん師匠が「おい、お前、談志に似ているじゃないか。小遣いやるよ」って、一万円くれたって話。
いいねぇ。
