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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

RHAPSODY

2012-10-04 20:14:17 | 忌野清志郎
THE RC SUCCESSION オリジナルは1980年 キティレコード
私がいま持ってるのは、1990年のキティのCD。
前回キヨシローについて書いてて、あれ?そういやぁ「ラプソディー」まだ採りあげてなかったっけ、って気づいたんで。
これは、いいですよ。
1980年4月5日の久保講堂でのライブ。同年6月に、4年ぶりのニューアルバムとして出たとされてます。
この4年はね、1976年に「シングル・マン」を出すやいなや廃盤にされて以来、不遇時代として知られている、やるせない長い年月なんだけど。
アルバムタイトルにもなってる「ラプソディー」には、こないだも書いたとおり、「バンドマン」って言葉が強く歌われてる。
この言葉については、清志郎語録にいわく、
>ミュージシャンという言葉は気取りがあって嫌いだ。バンドマンと言って胸を張っていたい。職務質問をされても堂々と「バンドマン」と答えるよ。
という矜持がある。(「愛しあってるかい」の欄外から)
(ちなみに、ライブのメンバー紹介のときに、チャボがキヨシローを指して「ブルース・マン」って言ってたことはあるけどね。)
もしRC聴いたことのないひとに、どれかひとつ最初に聴くもの薦めるとしたら、やっぱこれがいいかもなって、今回改めて思った。
これ聴いてわかんなかったら、どう説明しても、RCの良さは共有できないだろう。
「よォーこそ」に始まって、「雨あがりの夜空に」で終わるってのは、RCの黄金パターンです。(アンコールに「キモちE」。)
うん、まちがいなく、RCはライブバンドなんだよな、いつものことだけど思う。
RCのスタジオ録音盤は、ライブにくらべるとショボイ気がする。ローリングストーンズなんかも、やっぱそうだよねえと私は思う。
「ラプソディー」なんか、スタジオ録音版は存在しない、はず。これで聴くのがいちばんいい。
まあ、難点をいえば「雨あがりの夜空に」の歌詞が古いことぐらいかな。
旧1番の「Oh どうぞ勝手に降ってくれ ポシャる迄 Woo いつまで続くのか見せてもらうさ」は、現在歌われてません。
2番の「雨あがりの夜空に輝く 雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド」と、3番の「雨あがりの夜空に流れる ジンライムのようなお月様」を、それぞれ繰り上げて、3番には「雨あがりの夜空に吹く風が 早く来いよと俺たちを呼んでる」というのが、その後の定番です。

あと、隠れた名曲「エンジェル」は、けっこう意外とファンが多い。
RCに対して特別な感情はもってないけど、この曲が好きというひとはいるってのが、私の個人的経験から知るところ。
歩道橋わたるとき 空に踊るエンジェル お月さま おねがい あの娘かえして
という歌詞に魅せられるひとは多い。
1.よォーこそ
2.エネルギーohエネルギー
3.ラプソディー
4.ボスしけてるぜ
5.エンジェル
6.ブン・ブン・ブン
7.雨あがりの夜空に
8.上を向いて歩こう
9.キモちE
コメント
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