
きのう、中学生の練習を見てたらウズウズして、というのはウソだが、いつもどおり乗馬に行く。
そういえば、グッドリーズンも国体から帰ってきて、練習にふつうに参加してたねえ。
国体は3競技に出たんだけど、残念ながらどれも入賞ならず。ま、勝敗は時の運である。

グッドリーズンは、見てると、なんかヘン


私ごときがそんなこと言うのはいかがなものかと思うけど、どっかふつうぢゃない感じがする。
どこがどうと説明はできないけど、サラブレッドともヨーロッパ産乗用馬とも、ちょっと動きが違う気がする。
隊列に加わって、歩度を詰めたり伸ばしたりしてると、なんか1頭だけぴょんぴょんしてるというか。
私が一度だけ乗ったのは2年前だけど、駈歩の一歩一歩が小さな跳躍だったような印象がある。
あまり、乗りたいとは、思わない。(近づかんとこ。)

きょうの私の乗り馬は、エイワヴァージニア、略称エヴァ。
先週、「動かないー!」って乗ってるひとに、「そう?ふつうの馬だと思いましたけど」と私は言ってしまったので、きょう動いてもらわないわけにはいかない。
そこんとこよく言い聞かせながら馬装。小さなハエがうるさくまとわりついてくるせいで、聞いてなさそうだったけど。
当然、拍車なんてつけてかない。
(つけたことないから、つけない。私はボーンってシロウトみたいな大きな蹴り入れるので、慣れないことして、馬に突き刺さったら危ないし。)

土日祝日で子どもたちが乗ったあとは、アブミがウルトラ短いよ。適当に直して、さあ行きますか。
馬場に入ったら、常歩。
ここでせっせと前に出すかあ、と思ってると、あらら、馬場に来てもハエにつきまとわれちゃう。
後ろ半身にハエがとまると、よっこいせって感じで後肢が持ちゃがってくる。
前腕部にとまると、クビ思いっきり振り向いてカプッと噛もうとして、一度なんか間違って私の靴に当たった。
クビにとまると、ブルブルブルっと震わせる。
クビだけならまだいいが、全身をブルブルブルってやられると、鞍ごと俺を落とそうとしてんぢゃないかと思うほど。

はい、練習するから、すこしのあいだだけ、集中してくださーい、と声をかけ、手綱もって、速歩スタート。
まあ、ふつうに動くよ。
私の「ふつう」私の「動く」は、馬に(自分にだな)求めるレベルが低いのかもしれないけど。
手綱ぶらぶらで大きくまわったら、さて今度は、輪乗りの場所を定めて、すこし大きめの輪乗り、ここから手綱ちゃんともつ。
ふつうに速歩してくれるから、あまり細かいこと考えんと、速歩の詰め伸ばしを試みる。
手綱引っ張ったときに、あんまりクビを上げさせようとしないというか、アタマを前のほうに置いたままにしてみようと思う。
で、手綱がグーって重くなると、「そりゃあうけてないだろ、もたれてんぢゃないの?」って言って、ちょっとこっちくるようにする。
詰めるときはわりということきいてくれてる感じなんだけど、伸ばしたとき私がちゃんとうけてらんない。ペース変えるとアタマの位置変わっちゃう。
ちゃんと踏み込ませてないから、手綱伸ばしても馬のクビが下がってかない、中途半端なまま、ただプランプランになる。できてない。
右の手前のときのほうが、馬の顔がウチ向いてない感じなんで、意識して手綱開く、使ったら戻す、両こぶしそろえる。
だいたいこんなもんかなって姿勢になったら、内の手綱ゆるませる、「外カベ、外カベ」と唱えながら回る。

駈歩しますか。いちど常歩してから、まず速歩スタート。
ちゃんと歩度を詰めた速歩して、うけとめた感じからポンと駈歩だすように。
馬の口のなかでハミが遊んでると、ただのスーパー速歩になっちゃうからね。
まあ出ることは出る。輪乗りのなかで伸ばしたり詰めたり。なんか伸ばしてる感がないなあ。
蹄跡に出る。長い真っ直ぐな道に出れば、そりゃあ伸びるだろ。
大きくまわりながら、自分で適当に目印つくって、あそこから伸ばす、ここからあそこまで詰めるとか繰り返す。長いほうの蹄跡で4歩か5歩は変わるかな、それでも。(15,6歩で行ったとこを次は20歩くらいで行く。)
広いとこ出ると、こんど詰めるほう大変。ぎゅっと握る、詰まったなと思ったら、そこで引っ張るのやめる。力入れないことのほうを意識。
力入れないまま詰めたの維持したい。「リラックス、リラックス」馬に言うふりして自分に言ってる。
あー、でも座れてないよ、これ、ドスンドスン。腰がついてってない。なっちゃねーなー。

5分休憩。なにしようかねえ、馬と相談。
おなじみのライン状の障害は、ちょっとわけあって昨日の練習後に、いったん片づけちゃった。
(よかった、よかった、危ないもんなくて、なあエヴァちゃん、おまえも飛びたくなんかないだろ。)
広いほうに地上横木5本ばかり、速歩用においてあるけど。うーん、この馬で前に、躓いて落馬したことあるからなあ、と私が却下。
(動きがいまいちだったら、使いに行ったんだけど、まあふつうに前に出てきたから、ムリにやらんでもいいでしょ、今日のとこは。)
ぢゃ、アブミあげ。
ホントは春の馬場馬術の経路をやりたかったんだけど、キレイさっぱりスッカラカンに忘れてる。
アブミあげて、ただ座ることだけを目指すんぢゃなくて、馬のアタマがあがってきちゃうと、馬の背が揺れちゃって乗りにくいから、背中からクビまで伸ばして丸くなってくれることを目指す。
最初輪乗りで速歩。「内方姿勢、内方姿勢」ってブツブツ言いながら。回ってきたら内に引っ張んない、「ソト、ソト、ソト」ってブツブツ言う。
ときどき蹄跡に出て、歩度を伸ばす、そしたら詰める。おもに隅角の手前で、脚入れて、詰める。
ギヤチェンジするときに、アタマあげられちゃうとよくない。同じ位置でうけたまま、って意識する。シフトダウンするときのほうが、むずかしいよ。
なんどかやってるうちに、あれれ、左手前で周回してたら、後肢が蹄跡からはずれちゃった、斜めのまんま進んでっちゃう。「腰を内へ」? できないことやらせないでよ。
また輪乗り。右手前のとき、ちょっと後肢が外に流れる感じがする。ちゃんと馬を内に向けて曲げて、すこし自分の左脚うしろに引く。
さいご駈歩。やっぱり輪乗りで詰めたり伸ばしたり。伸ばすの、うまくいかんな。
蹄跡に出て、詰めたり伸ばしたり。伸ばしたときに、ただ速くなるだけで、うけてないでビヨーンとのびてるから、次詰めるとき詰まんない。
アタマあげられちゃって、速歩に落ちちゃったら、また最初っからやり直し。詰めた状態から駈歩だす、伸ばす、脚つかって詰める。

はい、適当なとこで練習終了。
ブルブルブルって落とされちゃたまらんので、アブミはいてクールダウンの常歩。
見てるひとにはどう思われたかわからんが、私のなかでは「動いた」のうちに入ることにしておく。
(でも、これぢゃ障害には向かえないか、やっぱ


ムリな姿勢を強いただけかもしれないので、おわったら放して好きにさせてみる。
となりにスカニアも放牧されてたから、寂しくないだろと思って、しばし放って道具を片づけたりしてたんだが、迎えに行ったら、すぐ寄ってきた。帰ってメシ食いたいのか。

洗ったあと、柿をやったら、ふつうに食った。
やっといて言うのもなんだけど、ちょっと意外。
でも、日本の秋といえば、柿だよねえ。(エイワヴァージニアは外国生まれだけど。)
馬にやるから今日は種無し選んだんだけど、柿はやっぱ種あったほうがうまいよね。
果物は種のまわりが一番うまいのに、なんでヘンなもん作るのか、私ゃ理解に苦しむ。

柿はなくなってしまったので、こやつらにはリンゴの残りをやっといた。
ミニコマはだいぶ元気が出てきて、一時期見なかった「何かちょーだい顔」が復活してきた。
ジョニーはまた「横綱」みたいな腹になってきたんぢゃねーか!?
