many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

幻惑の死と使途

2012-10-19 18:53:23 | 読んだ本
森博嗣 2000年 講談社文庫版
英語題は「ILLUSION ACTS LIKE MAGIC」
はい、ボチボチと引き続いて読んでるミステリィシリーズの6番目。
冒頭、主人公の女子大学生が旧友と再会するんだけど、ふたりで喫茶店でケーキ食べてお茶飲みながら、盤も駒もつかわずにチェスを戦わせるという魅力的なシーンから始まります。
(脳内将棋ってやつだね。昔は目隠し将棋と呼んだと思うんだが。)
で、第1章のおわりに、注釈のような文章があって、もうひとつの事件というか物語が並行して起きるんだけど、それは別のおはなしだって宣言されちゃう。シリーズの次の巻を読めってことですな。
そこで初めて気づいたんだけど、この物語は第1章のつぎが第3章になってる。(私は目次なんか見てなかった。)
そのあとも全部、奇数の章。だから、偶数の章は、シリーズの次のに書いてあるんでしょう。
もちろん、この本だけで、ちゃんとストーリーは完結してるけど、偶数章とあわせて何がどうなってるか気になってしょうがないので、急いで次を読まなくては。
あ、この物語は、奇術師、と言ってもふつうの手品するだけぢゃなく、大脱出とかするイリュージョニスト(初代引田天功みたいなイメージ?)が登場します。いつもどおり、密室殺人。
コメント
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