森博嗣 2010年 集英社新書
ひきつづき読んでいる、森博嗣氏の新書本。
この本のあとがきの表現によれば、「自由論」「工作論」と並んで書かれた「小説論」だそうで。
もともと工学部の研究者であり、小説は自由にできるおカネがほしくて書いた、という経緯をもつ著者なので、いわゆる文章読本みたいなもんぢゃないです。
売れるために、こういう狙いで、仕事=ビジネスとして書いた、というのは「自由論」にも書いてあったかと思います。
ビジネスを意識してるんで、出版業界には厳しい見方をしています。
世の中のニーズわかってるの? 売るための戦略考えてる?といった感じでしょうか。
しかし、改めて言われてみると、出版社ってのは、なかみ(小説とか)を作ってるわけぢゃないのでメーカーぢゃないし、売るといっても読者に直接ぢゃなくて、商売相手の客ってのは書店だってのは、なるほどと気づかされることでした。
で、この本を読もうとするひとが期待しているであろう、小説家になりたいけどどうしたらいいかっていうのへのアドバイスは、「とにかく書け」と。
このへん“臨機応答”にもあったように、答えがわかってるくせに(その努力をしないどいて)質問すんなって、基本線ですね。
付け加えられるアドバイスである「小説をあまり読まないほうがいい」ってのは、他人の書いたものを読むことは、他人の視点で描写されたものを見ることだからってことですね。そういうのに慣れ過ぎちゃうとオリジナルなものが生み出せないんだそうです。
ひきつづき読んでいる、森博嗣氏の新書本。
この本のあとがきの表現によれば、「自由論」「工作論」と並んで書かれた「小説論」だそうで。
もともと工学部の研究者であり、小説は自由にできるおカネがほしくて書いた、という経緯をもつ著者なので、いわゆる文章読本みたいなもんぢゃないです。
売れるために、こういう狙いで、仕事=ビジネスとして書いた、というのは「自由論」にも書いてあったかと思います。
ビジネスを意識してるんで、出版業界には厳しい見方をしています。
世の中のニーズわかってるの? 売るための戦略考えてる?といった感じでしょうか。
しかし、改めて言われてみると、出版社ってのは、なかみ(小説とか)を作ってるわけぢゃないのでメーカーぢゃないし、売るといっても読者に直接ぢゃなくて、商売相手の客ってのは書店だってのは、なるほどと気づかされることでした。
で、この本を読もうとするひとが期待しているであろう、小説家になりたいけどどうしたらいいかっていうのへのアドバイスは、「とにかく書け」と。
このへん“臨機応答”にもあったように、答えがわかってるくせに(その努力をしないどいて)質問すんなって、基本線ですね。
付け加えられるアドバイスである「小説をあまり読まないほうがいい」ってのは、他人の書いたものを読むことは、他人の視点で描写されたものを見ることだからってことですね。そういうのに慣れ過ぎちゃうとオリジナルなものが生み出せないんだそうです。
