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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

四週間ぶりの乗馬はオリアンダーといっしょに

2013-02-05 19:18:36 | 馬が好き
雪が降ったとか、嘔吐と熱発して体調不良だとか、土日の仕事で遠いとこ出かけてるとか、馬場のメンテナンスだとか、あれこれ言い訳を並べて、結局、乗馬を3週にわたってサボることになっちゃった。
そんなことしてるあいだに、いつまでも好きなときに好きなように乗馬してられるとは限らないと思うようになったもんだから、さあ、今日こそは乗馬苑に行かねばと、わりとあったかめな空気のなか、出かけてく。

ひさしぶりの私に、割り当てられた馬は、オリアンダー。
かわいいよ、かわいいよ。なんだかんだ言って、いちばんかわいい。
本気だせばスゴイくせに、ふだんはプランプランしてる感じなのが、なんとも愛嬌があっていい。
去年の秋は、全然ひとが乗らないで軽い運動だけしてる時期があって、すごく心配した。
とは言いつつも、行くたんびに、キャベツ半玉とか乗りもしないのに与えてたんだけどね。ほら、去年の大会で飛んでくれたら、なんでも食わしてやるって約束したから。
暮れに近くなって「乗ってもいいですけど、巻き乗りナシで」とか言われたときは、ヘタやっちゃいけないと思って辞退したよ、私。
きょうは特に禁止事項もなさそうだけど、私も久々だし、まあ適当に運動しとこっか。

馬装する前に、写真撮ろうと思って、ポケットからカメラ出そうとしたら、左右の前あしを(ときどき替えながら)ブンブンまわすよ。
「おらおらリンゴ出せ」って言ってんだ、こいつ。
おやつは練習がおわってからな。

乗ったら、ポクポク歩きながら、あれこれチェック。
なんだか新しい鞍みたいだなあ、前はこれぢゃなかったはず、私は初めてだとか思いつつ、腹帯締めたりアブミ詰めたりしてると、オリアンダーがぐいーんと手綱をさらうもんだから、右手に持ってたムチをポロッと落としちゃった。
あーあ、馬場に入る前にムチ落としてるようぢゃ、どーしよーもないよ。

(↑そのあとも、ときどきやりやがんの。絶対俺のことナメてやがんな、こいつ。)
馬場に入ってからは、いつものとおり。常歩たっぷりやって、速歩をタラタラやって、そのあと詰めたり伸ばしたり。
(ちょっと左手前のときのほうが、ヘンな感じがした、気のせいかもしれないけど。)
もう完全にナメきっちゃってんで、オリアンダー。
うまく踏み込ますこともできないし、伸ばしたり起こしたりもできやしない。
ウケてくれたらラクにしてやろうとかしてると、拳を前に出した瞬間に、ヘヘーン勝ったねーとばかりにクビを伸ばしてっちゃう。

ま、いーや。
そしたら駈歩をする。なんかうまく座ってらんないな、ドッタンバッタン。オリー、肢に負担かかんないかい?
坐ろうとするんだけど、アブミから足裏が離れて浮くのがわかる。
一歩一歩、馬を脚で抱きかかえるようにしようとするんだけど、うまくいかないよ。前はオリアンダーでならできたんだけどな。
なんか、去年の後半から、どんどんヘタになってきてる気がする。

駈歩を伸ばしてみようと、長い蹄跡で強く前に出そうとしてみたが、全然動いてくれやしねえ。
そんなことやってるうちに、人間も疲れちゃったんで、もう今日は練習終了ってことにする。
正味30分くらいしかやってないかな、ま、いーでしょ、久々だし。

帰り際にポクポク歩いてると、「一緒のとこ、写真撮ってあげますよ」って言われたんで、カメラ渡して、めずらしく馬と一緒の記念撮影。
おいおい、まるで私がどっか行っちゃうんで、オリアンダー乗るのこれが最後みたいじゃん?
んなことしたあと、鞍をはずしたら、さっそく水をやる。
私のスタイルは、バケツに水(きょうはお湯だけど)をたたえて、持ち上げて胸の前に抱えて、馬に差し出すんだ。ふつうだと思うけど、見ようによっては下僕が主人に仕えてるように見えなくもない。まちがってんのかな、こういう形って。
それはそうと、いつもは練習後はとにかくゴクゴク水飲むオリアンダーなのに、今日はちょっと口をつけただけで、あとはバケツ越しに私のほうにちょっかいだしてきたりする。私のシャツの胸んとこ、鼻と口をくっつけてきてフグフグする。
はいはい、全部おわったら、リンゴやるから。
かわいいけど、カプッて噛んだときは、怒ってやった。人と馬の距離は守らにゃいかん。(私は大甘だから、すでに遅いかもしれんけど。)
念のため、両前肢を水で冷やしつつ、手入れする。
ずっと元気でいてほしいなあ、オリアンダー。
ほんとカワイイから、俺が大金持ちだったら、引退させて、飼ってやりたいよ。
広い土地もってたら、そこらへん放して、好きなだけ草でもなんでも食わしてやって、マルマルって太ったら、かわいいだろうな、オリー。
そんなこと考えながら、ブラシかけたりして、終わったらリンゴやる。

この馬にはホント世話になったよ。
俺みたいなヘタをしょってメーター障害を減点ゼロで帰ってくるなんて、誰にもできないことしてくれたんだから。
あのときのスタートするまでの馬の落ち着きようと、最終障害に向かったときのためらいもしない馬の勇気には、教わることが多かった。

そんな私の感慨もよそに、馬房入れたら、真新しいワラが気に入ったのか、豪快に転がってた。
乾草ないのが不満そうで、私にむかってネワラをムシャムシャしながらアピールしてきたりして。ほんとカワイイ。
コメント
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