many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

女ともだち

2013-02-15 20:23:51 | マンガ
柴門ふみ 1983~1988年 双葉社アクションコミックス全6巻
まーた、古いマンガを、ひっぱりだしてきた。
ふるいよー、これは。っていうか、私が、当時けっこう好きだったのに、その後全然読んでないから、そういう気がするだけか。
読み返したの二十年ぶりくらいかなあ。
でも、ひさしぶりに読むと、つらいなあ、これ、胃にもたれる感じするよ。なんせ、
>女は何故(なにゆえ)、結婚に夢を求めるのだろうか―夢がこわれた女(ひと)、求めつづける女(ひと)、女をうらやむ女(ひと)……ゆれうごく心の葛藤を見事に描写した告白的恋愛白書―
(↑第4巻のカバーから)だからねえ。そんな話がてんこ盛りでギュッと詰まってんだ、こわいこわい。
基本的には、一話読み切り短編集だけど、たいがい主人公の女性は二十代後半といったところか。
結婚したいような・したくないような、できるような・できないような、そんな状態でいると、学生時代の恋愛を思い出しちゃったり、以前のカレと再会しちゃったり、なんかそういう展開ありがち。
でも、私は「COMICアクションキャラクター」(隔週刊だっけ、西遊妖猿伝が載ってた)で連載されてたとき、リアルタイムで読んでて、けっこうハマってた。
同じ作者では「スピリッツ」の「同・級・生」がまわりには人気あったみたいだけど、私は断然こっちのほうが面白いというか好きだった。
なんだったんだろうね、あれは。学生からみたら、ちょっと年上の、女性の心理を巧みに描いてあるのを読むと、なんか大人っぺー気分に浸れたのかもしれない。
読み返してったら、けっこうハードだったんだけど、後半(連載読んでたと思われる4・5・6巻あたり)はおもしろかった。
なんでだろう? 女同士だけのやりとりだけぢゃなく、出てくる男のキャラがわりと魅力的なんだろうなというのが現時点での感想。
※2月19日付記
やっぱ、ケータイなんかなかった時代、すぐ連絡つかなかったり、家にかかってきた電話が誰からか出るまでわかんなかったりって、そういう時代の恋愛のほうが、おもしろいよね。
コメント
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