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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

北京の秋

2013-02-16 19:51:51 | 読んだ本
ボリス・ヴィアン 岡村孝一訳 1980年 早川書房 ボリス・ヴィアン全集第4巻
「うたかたの日々」を読んだあと、気になってて、押し入れの段ボール箱のなかから発掘してきたのを、最近ようやく読んだ。
わけわかんないんで、最初に買ったときに、最後まで全部読み通すことができたか、記憶ないんだけどね。
なんで、これ読もうと思ったんだっけ。
誰かのエッセイ(四方田犬彦かなあ?)で、「この小説には、北京も秋も出てこない・関係ない、だからタイトルぐらいは北京の秋にした」とかなんとかって、著者のボリス・ヴィアンの言葉が紹介されてたんだな、これが。
当時の私は、そういうわけわかんない感、キライぢゃなかったんで、読んでみようと思ったんだろう。
持ってるのは、1989年の3版だから、そのころだ。(これ古本だったかなあ?たぶん新刊だと思うんだけど。)
物語は、砂漠(エグゾポタミーという土地)に鉄道を建設する話。
鉄道の線路が、砂漠のなかにひとつしかないホテルにぶち当たっちゃうことになるんだけど、迂回したりしないで、ホテルを切断する。
いろんな登場人物が出てくるんだけど、とにかくドタバタというかスラップスティック感が強い。
何言いてーのかいまいちわからんので(そんなものあるとも思えないけど)、正直わたしには良さがわからない小説。
コメント
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