辺見庸 1991年 文藝春秋
いちど読んでそれっきりの、当時の現代日本文学シリーズ(?)の第何弾かだ。
収録作は「自動起床装置」と「迷い旅」のふたつの単行本。
「自動起床装置」は、学生がバイトで、通信社の宿泊センターの「起こし屋」をやってる話。
24時間体制の通信社だけど、社員は交代で仮眠をとっていて、それぞれの指定した希望起床時刻になると、バイトが起こしにいく。
寝てても人間のとるさまは多種多様なんだけど、実はいちばん面白い人物はバイトの相棒の学生で、樹木について詳しくて、眠りと目覚めについて一過言もってる。
そんなところへ、新たに開発された、自動起床装置なるものの試験運用という話がもちあがる。
もうひとつの「迷い旅」は、取材のために、ヘン・サムリン軍とポル・ポト軍の激戦地であるカンボジアのパイリンに向けて陸路を進んでく話。
いちど読んでそれっきりの、当時の現代日本文学シリーズ(?)の第何弾かだ。
収録作は「自動起床装置」と「迷い旅」のふたつの単行本。
「自動起床装置」は、学生がバイトで、通信社の宿泊センターの「起こし屋」をやってる話。
24時間体制の通信社だけど、社員は交代で仮眠をとっていて、それぞれの指定した希望起床時刻になると、バイトが起こしにいく。
寝てても人間のとるさまは多種多様なんだけど、実はいちばん面白い人物はバイトの相棒の学生で、樹木について詳しくて、眠りと目覚めについて一過言もってる。
そんなところへ、新たに開発された、自動起床装置なるものの試験運用という話がもちあがる。
もうひとつの「迷い旅」は、取材のために、ヘン・サムリン軍とポル・ポト軍の激戦地であるカンボジアのパイリンに向けて陸路を進んでく話。
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