吾妻ひでお 1996年ハヤカワ文庫JA
「失踪日記」とか、とり・みきの描いているものを読んでるうちに、
名作といわれている「不条理日記」を読んだことがないもんだから、
読んでみたくて古本屋で買ってきた。
※2022年1月30日追記
収録作は以下のとおり。
不条理日記
立志篇/しっぷーどとー篇/回転篇/帰還篇/永遠篇/転生篇
SF大会の夜
不条理日記SF大会篇/ダーティしでおの大冒険/マッド・ファンタスチックSF大会の巻/冷たい汗
とつぜんDr.
トラウマがゆく!
宇宙のセールスマン
大冒険児
岡野玲子 1985年~1990年 全9巻 小学館 PFコミックス(←PFは、もちろん“プチフラワー”だ)
きのうの続き(?) マンガ、「ファンシイダンス」
読んでたのは、昭和の終りから平成に入ったころかな。
おもしろいマンガがあるらしいって存在を知ったときには、単行本が5巻か6巻まで出てて、まとめて買って、一挙に読みました。
東北の寺の跡取り息子が、東京での学生生活が終わると同時に、お寺に入って修行しなきゃいけなくなる話です。
舞台は禅寺の総本山なんで、モデルは永平寺かもしれませんが、作中の寺号は、「あ・かるい」と書いて、明軽寺です。
1・2・3巻は、学生時代にバンドなんかやってる話。そこんとこは、長い助走期間の話なんで、あんまりおもしろくない。(「ドカベン」が最初柔道やってるようなものか。)
ここでめでたくヒロインをカノジョにすることができますが、そのときには、もう寺へ行かねばならない時期が来てしまう。
4巻からお寺の話になって、1年のはずが2年半くらい山にとどまり、彼女にも会えない修行の日々があって、8巻でようやくお山を下りる。
特に面白いのは、4・5・6巻くらいのあいだで、6巻で修行僧のトップの首座をつとめ、法戦式(住職の資格をもらう問答)を行うとこまでがクライマックスのような感じがする。
先輩修行僧の目を盗んで遊びに抜け出しちゃったり、食べちゃいけないはずのサンマを焼いて食べたりとかの、お山のなかの話が滅法おもしろいんで。
きのうの続き(?) マンガ、「ファンシイダンス」
読んでたのは、昭和の終りから平成に入ったころかな。
おもしろいマンガがあるらしいって存在を知ったときには、単行本が5巻か6巻まで出てて、まとめて買って、一挙に読みました。
東北の寺の跡取り息子が、東京での学生生活が終わると同時に、お寺に入って修行しなきゃいけなくなる話です。
舞台は禅寺の総本山なんで、モデルは永平寺かもしれませんが、作中の寺号は、「あ・かるい」と書いて、明軽寺です。
1・2・3巻は、学生時代にバンドなんかやってる話。そこんとこは、長い助走期間の話なんで、あんまりおもしろくない。(「ドカベン」が最初柔道やってるようなものか。)
ここでめでたくヒロインをカノジョにすることができますが、そのときには、もう寺へ行かねばならない時期が来てしまう。
4巻からお寺の話になって、1年のはずが2年半くらい山にとどまり、彼女にも会えない修行の日々があって、8巻でようやくお山を下りる。
特に面白いのは、4・5・6巻くらいのあいだで、6巻で修行僧のトップの首座をつとめ、法戦式(住職の資格をもらう問答)を行うとこまでがクライマックスのような感じがする。
先輩修行僧の目を盗んで遊びに抜け出しちゃったり、食べちゃいけないはずのサンマを焼いて食べたりとかの、お山のなかの話が滅法おもしろいんで。

「彼女がいなくてもいいや」と思う瞬間ランキング(gooランキング) - goo ニュース
…だ、そうでして。
1位は「趣味に没頭しているとき」、2位が「自分の家で一人でくつろいでいるとき」だそうで、2位に同意かな。
(だいたい、1位は“没頭しているとき”に“いなくてもいいや”とか考えないだろうから、矛盾してねーか?)
逆に言うと、彼女がいても、一人になりたいときはあって、そんなときにはジャマされたくないなーという気がする。
どんなに仲良くたって、ずっと一緒にいると、やっぱり他人同士だから、ロクなことにはならない。
“これからは通い婚。男が女のところへ通う恋愛をしていた平安時代は、人類の歴史上めずらしく300年間も戦争が起きなかった”といったのは、『ファンシイダンス』のなかのセリフだったっけ。
でも、まあ、このランキングも「いなくてもいいやと思う“瞬間”」ですから。あくまで瞬間。いたほうがいいに決まってる
…だ、そうでして。
1位は「趣味に没頭しているとき」、2位が「自分の家で一人でくつろいでいるとき」だそうで、2位に同意かな。
(だいたい、1位は“没頭しているとき”に“いなくてもいいや”とか考えないだろうから、矛盾してねーか?)
逆に言うと、彼女がいても、一人になりたいときはあって、そんなときにはジャマされたくないなーという気がする。
どんなに仲良くたって、ずっと一緒にいると、やっぱり他人同士だから、ロクなことにはならない。
“これからは通い婚。男が女のところへ通う恋愛をしていた平安時代は、人類の歴史上めずらしく300年間も戦争が起きなかった”といったのは、『ファンシイダンス』のなかのセリフだったっけ。
でも、まあ、このランキングも「いなくてもいいやと思う“瞬間”」ですから。あくまで瞬間。いたほうがいいに決まってる

gooのトラバ練習板のお題。
たまたま今日うどんを食べたんで、書いてみる。
今日たべたのは、「親子うどん」。
選んだ理由は、なんとなーく。
玉子(月見?)うどんよりも、かしわうどんよりも、合わせたほうがなんか満足できそうな気がする。
ほんとは冷たいうどんのほうが好きなんだけど、いかんせん寒くて、冷たいの食べる気にはなりませんでした。
で、ホントいうと、うどんより蕎麦派なんだけど、蕎麦屋入っちゃうと、どうしても酒が飲みたくなっちゃうんで、帰りがクルマの今日は、ウドン屋にしました。
蕎麦派なんで、うどんの味はよくわからないんだけど、札幌競馬場の近くのうどん屋さん「こむぎ」は、いいと思います。「小海老ゴボウ(かきあげ)」のぶっかけが私のフェイバリットです。(温かいのだと、アサリうどんかな。)
たまたま今日うどんを食べたんで、書いてみる。
今日たべたのは、「親子うどん」。
選んだ理由は、なんとなーく。
玉子(月見?)うどんよりも、かしわうどんよりも、合わせたほうがなんか満足できそうな気がする。
ほんとは冷たいうどんのほうが好きなんだけど、いかんせん寒くて、冷たいの食べる気にはなりませんでした。
で、ホントいうと、うどんより蕎麦派なんだけど、蕎麦屋入っちゃうと、どうしても酒が飲みたくなっちゃうんで、帰りがクルマの今日は、ウドン屋にしました。
蕎麦派なんで、うどんの味はよくわからないんだけど、札幌競馬場の近くのうどん屋さん「こむぎ」は、いいと思います。「小海老ゴボウ(かきあげ)」のぶっかけが私のフェイバリットです。(温かいのだと、アサリうどんかな。)
ロバート・B・パーカー 昭和63年ハヤカワ文庫
村上春樹つながりで、もう一丁、好きな本を。
(村上春樹のエッセイでよく触れられてたので、読んでみた、ロバート・B・パーカー。)
スペンサーシリーズは、読み始めたら面白くて、けっこう読んだ。文庫で出てるの読み尽くして、新刊が翻訳されるたび単行本買って読んだ。
なかでも一番気に入ってるのが、この「初秋」。
このシリーズは、私立探偵が主人公なんだけど、推理小説ってのとはちょっと違う、事件の犯人とかトリックとかがメインぢゃなくて、スペンサーが語る、男はいかに生きるべきか、みたいな哲学(?っていうか実践)が主題。(と思って私は読んだ)
「初秋」では、夫婦間のもめごとから、男の子を取り戻すのが依頼人からの仕事だったのに、途中からは、子どもを自立させるために、一緒に家を建て、ジョギングとボクシング、ウェイトリフティングを始め、料理を教える。
>「どうしてぼくのことを放っておいてくれないんだ?」
>私はまた彼の横に腰を下ろした。「なぜなら、おまえさんが生まれた時からみんなが放ったらかしておいて、そのために今、おまえは最低の状態にあるからだ。おれはおまえをそのような状態から脱出させるつもりでいるんだ」
>「どういう意味?」
>「おまえが関心を抱く事柄が一つもない、という意味だ。誇りを抱けることがまったくない。知りたいと思うことがない。おまえになにかを教えたり見せたりすることに時間をさいた人間が一人もいないし、自分を育ててくれた人々には、おまえが真似たいような点が一つもないのを見ているからだ」
>「なにも、ぼくが悪いんじゃないよ」
>「そう、まだ今のところは。しかし、なにもしないで人から見放された状態に落ち込んでいったら、それはおまえが悪いんだ。おまえはもう一人の人間になりはじめる年齢に達している。それに、自分の人生に対してなんらかの責任をとりはじめるべき年齢になっている。だから、おれは手をかすつもりだ」
長い引用しちゃった。鍛えて、生き方を教えるわけなんですが。かっこいいです。
あと、それまでハードボイルドってあんまり手にとらなかった私には、文体(翻訳なんでわかってないかもしれないけどね)もカッコよく映りました。クライマックスに近づくと、それまで貯め込んだぶんだけ、すごいスピードで暴力が炸裂するシーンとかが出てくることがよくあるんだけど、気もちいいです。
ドーナツ食ったり、ブルックスブラザース着たり、ボストンレッドソックスをひいきにしたり(当時ロジャー・クレメンスがいたってこともあったけど)、このシリーズが私に与えた影響は大きいです。

村上春樹つながりで、もう一丁、好きな本を。
(村上春樹のエッセイでよく触れられてたので、読んでみた、ロバート・B・パーカー。)
スペンサーシリーズは、読み始めたら面白くて、けっこう読んだ。文庫で出てるの読み尽くして、新刊が翻訳されるたび単行本買って読んだ。
なかでも一番気に入ってるのが、この「初秋」。
このシリーズは、私立探偵が主人公なんだけど、推理小説ってのとはちょっと違う、事件の犯人とかトリックとかがメインぢゃなくて、スペンサーが語る、男はいかに生きるべきか、みたいな哲学(?っていうか実践)が主題。(と思って私は読んだ)
「初秋」では、夫婦間のもめごとから、男の子を取り戻すのが依頼人からの仕事だったのに、途中からは、子どもを自立させるために、一緒に家を建て、ジョギングとボクシング、ウェイトリフティングを始め、料理を教える。
>「どうしてぼくのことを放っておいてくれないんだ?」
>私はまた彼の横に腰を下ろした。「なぜなら、おまえさんが生まれた時からみんなが放ったらかしておいて、そのために今、おまえは最低の状態にあるからだ。おれはおまえをそのような状態から脱出させるつもりでいるんだ」
>「どういう意味?」
>「おまえが関心を抱く事柄が一つもない、という意味だ。誇りを抱けることがまったくない。知りたいと思うことがない。おまえになにかを教えたり見せたりすることに時間をさいた人間が一人もいないし、自分を育ててくれた人々には、おまえが真似たいような点が一つもないのを見ているからだ」
>「なにも、ぼくが悪いんじゃないよ」
>「そう、まだ今のところは。しかし、なにもしないで人から見放された状態に落ち込んでいったら、それはおまえが悪いんだ。おまえはもう一人の人間になりはじめる年齢に達している。それに、自分の人生に対してなんらかの責任をとりはじめるべき年齢になっている。だから、おれは手をかすつもりだ」
長い引用しちゃった。鍛えて、生き方を教えるわけなんですが。かっこいいです。
あと、それまでハードボイルドってあんまり手にとらなかった私には、文体(翻訳なんでわかってないかもしれないけどね)もカッコよく映りました。クライマックスに近づくと、それまで貯め込んだぶんだけ、すごいスピードで暴力が炸裂するシーンとかが出てくることがよくあるんだけど、気もちいいです。
ドーナツ食ったり、ブルックスブラザース着たり、ボストンレッドソックスをひいきにしたり(当時ロジャー・クレメンスがいたってこともあったけど)、このシリーズが私に与えた影響は大きいです。
