夜は雨予報だけど、昼間はだいじょうぶだろうってことで、曇り空のなか、乗馬に行きました。
先週から、乗馬するときは、もう半袖。先週油断して日焼けしちゃったんで、今日は曇りだけど腕にも日焼け止め塗って出撃。
予想どおり、どれ乗ってもいいですよと言われたので、予定どおり、ヒーズザマンを指名。
ヒーズザマンは、ニュージーランド産、1992年生まれの18歳、栗毛。父母不詳の半血って、要はなんだかわかんないってことだけど、こと乗馬に関しては、血統書つきのサラブレッドなんかより、こういうほうが信用できる。
先に来ていたひとが、「なに乗るの?」って訊くんで、ヒーズザマンと答えると、「お?高等だね~」という。え? うーん?乗ったことないから、乗ってみるだけなんだけど、私
いままで誰がどんな乗り方してたかなぁ? あまり記憶ない。ただ、障害をバンバン飛ぶようなとこは見た気がしない。ま、あまり先入観なしで行きましょう。
(ハナ白が特徴。遠くからでもすぐわかる、今のメンバーのなかでは、これしかいない顔。)
馬装してると、前脚とかそこらへんの柱とかに、顔すりつけて掻いてんだけど、乗り始めてからヘンなことされるより、今のうちに解消しといたほうがいいので、適当に好きにさせとく
(だって基本的におとなしくて大丈夫な馬みたいだから。ふざけてんだったらピシッとさせなきゃいけないのかもしれないけど。)
さあ、馬場へと向かうと、なんかすぐわきで芝刈りだかなんだか作業してる。
バリバリ音してたり、クレーンで何か吊るしたりしてるけど、だいじょぶだいじょぶ、そんなもん怖くて馬乗れるかっていうの
(基本的に大丈夫だった、この馬。とは言いつつ、輪乗りとかするときは、ちゃんと反対っ側でやったんだけど。終了間際に作業してるあたりへ常歩で寄ってたら、一度だけビクってしたな、やっぱし
)
いつも知らない馬乗ったときは、小さい区切りのなかで様子をみるんだけど、今日も当然そう。
でも、区切った四角のなかへ入ろうと思ったら、入り口がないぞ
誰か来んの待ってんのめんどくさいんで、はすかいにかけてある柵(上の写真の進行方向を参照)の低いほうの、危なくなさそうな所を選んで、ほりゃ跨いでみ!ってやったら、すんなり入ってった。いいぞ、この馬!
小さい角馬場のなかで、いつものように常歩からスタート。なんか隅角を内側に入りそうになるんで、きっちりコーナー奥まで行く。
速歩開始、あ、なんか乗りやすいかも、そんな厳しくない揺れ。また隅角内に入りそうになるんで、きっちり回るようにする、2,3回やったらもう大丈夫。
頻繁に斜めに手前をかえながら、巻乗り、巻乗り。最初は軽速歩のまま巻乗りして、そのうちちゃんと正反撞で回る。いつもどの馬でもそうなんだけど、動きはじめて最初は、手綱を短くして抑え込んだり背中を妙に圧迫したりしないようにしてるんで。馬の動きも硬いかもしれないけど、なんせ人の動きが硬いもんで、出だしは
速歩でグルグル、グルグル。いいなあ、乗りやすいかもと思ってるんだけど、ときどき先を急ぎたがるような感じ。
あと、しっかり輪を描こうと意識しないと、馬まっすぐ進んでっちゃいそうになる。言うことはきくんだけど、油断なんない。とくに最近、巻乗りの後脚がちゃんと前肢の通ったとこ通ってるか気にしてるんで、フラっと馬が自分の思い描いてる輪から外れそうになるとアリャ?って思う。
だいぶあったまってきたんで、輪乗りして駈歩の準備。いちど常歩して反応をみて、速歩から駈歩へ。すごい反応、駈歩の扶助、もう触っただけって感じなのに、スッと発進
なんか息の音がゼイゼイするなあと思いつつ、駈歩で輪乗りするんだが、元気、元気。ときどき抑えないと、どんどんスピードアップしちゃう。スピード落としたらラクにして、スピード出すぎたらまた抑えての繰り返し、動かすのに力要らないけど、なんか疲れる。
ときどき手前を替えて、駈歩の繰り返し。馬は全然疲れる気配なし。輪乗りを詰めてまた開く、そのへんの言うことはよくきくし、かなり小回りのところまでもっていける。けど、やっぱもっと走りたそう
何回か慎重に歩度を伸ばすと、元気に走る、少しだけ右に傾くかなと思いつつ、また歩度を詰めて、折り合えるポイントを探る。
また速歩を少しやる。正反撞で歩度を詰めた輪乗りを多くやる。こないだ少年たちがやってたのを参考に、「背骨の上にアタマ」を意識して身体起こしてグルグル。でも少年たちは、正反撞で片足を手で持った姿勢のまま、横木を跨いでたんだけど
それにしても乗りやすいなぁ、この馬、と感じはじめる
そんなことしてるうちに、馬の走りたくてウズウズした感じもなくなってきたようなので、また駈歩すると、今度は落ち着いたペースが保てる。これなら安心と思って、ようやく広いほうの馬場に出ていく。
ほかのひとの障害練習は佳境に入ってるので、邪魔しないように適当に乗ってみる。「障害どうしますか?」って訊かれたんで、「飛びますか、この馬?」って訊き返すと、「厳しいかもしれません」というので、やめとく。うん、厳しそうな感じだ
たまには鏡の前で練習。だいぶ姿勢を直したつもりなんだけど、脚を使おうとするときや、何か動かそうとする一瞬に、上体が前かがみになるのがわかる。前かがみで力入れる、できたら慌てて身体起こす、の繰り返しみたいな。だめだなー、これぢゃ。
あと、手綱でなんかしようとするときに、拳が必要以上に下に動くことを発見。やれやれと思って、ひさしぶりに空中に拳を乗せる用の台をイメージ。何年経ってもちっともうまくなってやしない
また駈歩したり、速歩で8の字したり、適当にやって、終了。
終了、と思いきや、先生に乗り方を直される。
「ちょっと見て思ったんですけど、いま脚の位置ここですが、もう少し後ろへ」と言われて、たぶん腹帯のへんにあった踵をずいぶんと後ろへ引かされる。
「足はおしりの真下です。立ったときと同じ位置に。足が前だと軽速歩で立ったときおしりが後ろで立ちにくいでしょ」ということで足をかなり後ろめへ。
「それで内股からヒザにかけて鞍を押すようにして。ヒザで抱くような感じで。そこから下は力入れないでアブミ踏むだけ。」
え~?ヒザに内側に力入れると、そこが支点になっちゃって足がぐらぐらするから、くるぶしとかのへんで馬をつかまえるようにして、ヒザは離してたんだけど、最近
「ほら、それで立ってみてください、今までよりラクでしょ!?」
小さい輪乗りして、軽速歩。ヒザのちょっと上のへんで鞍を押して、足はあくまで後ろで立ち上がる。でも、これだと上体が前傾しちゃうみたいなんで、最近は身体を起こすことばかり意識してやってたこともあるし、アタマんなか疑問符だらけ飛び交う
「乗りやすくないですか? ツーポイントにするとわかりますよ」
ということで、速歩、常歩でツーポイント。うーん、これでいいのか
来週からまた一からやり直しだー、と思って、ほんとに終了。
エキサイト治まってたと思ったヒーズザマンは、帰る頃になって、またなんかチャカチャカしだして、速歩になりたがるんで抑えるのに苦労した。手入れしてるときは、おとなしかったけどね。
ブラシかけて、もう暑いかなーと思いつつ馬着きせて、おしまい。
馬房の前でリンゴやってると、ふたつ隣のフラヴォンが顔だしてきて、目が合ってしまったら、無言の圧力をかけてくるんで、お裾分け
それにしても、これで、大方乗れる馬は乗ったかな。
乗ったことある馬は、栄峻・ルバスク・セルスコール・ナモンゼウス・ニアフュージョン・カネショウエイコウ・コンキスター・シアトルユー・ヒーズザマン・メジロリュウジン・ フラヴォン・ミラノ・キングフッド・バディー・強鉄?(これは森林で常歩しただけ)・ ノヴェルシチー・ミスターマイダス。
17頭か。いなくなっちゃった馬もいるしな。
乗ったことない馬は、グッドリーズン・マイネルバシリコス・エアサンタムール・フラワータキシード(これは来たばっかの新馬)・モリトパラダイス・イマジンノココロヲ(これも新馬)・ジャック。7頭か。