many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ノン・ストッパー

2013-01-21 20:01:09 | 荻野目ちゃん
荻野目洋子 オリジナルは1986年?私の持ってるのは1995年のCD・ビクターエンタテインメント
このアルバム「NON-STOPPER」のサブタイトルは、「YOKO OGINOME "The BEAT" Special」である。
なにがどうしたわけでもないが、最近また聴くことが多い。
荻野目ちゃんったら、この一枚、っていうか、基本中の基本みたいなアルバムと言っていいだろう。
いかにも“らしい”曲が並び、かえって私なんかは推奨するのが気恥ずかしくなるような気がする。
聴きだしたら止まんないけどね。
1.ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)〈Modern Versino〉
2.Dance Beatは夜明けまで
3.フラミンゴ in パラダイス〈Dance Mix〉
4.ヴィーナス
5.Melting Point
6.六本木純情派
7.D2D
8.NONSTOP DANCER
9.CHA-CHA-CHA
10.瞳にI Love You
ヒットナンバーより、私は「Melting Point」とか「瞳にI Love You」なんかが好き。歌い方に、のちの荻野目ちゃんにみる力強さがある気がする。

裏ジャケが、またカワイイんだ、これが!
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ゲーテの耳

2013-01-19 18:07:54 | 中沢新一
中沢新一 1992年 河出書房新社
実にひさしぶり(20年ぶり?)に読み返した中沢新一の著書。
何の本だときかれると困る。帯の背に「旅と迷宮の哲学」って書いてあるけど、いわゆる哲学書ではないなあ。
わりと短い章が多かったので、あらためて読んだら、意外と読みやすかった。
初出は細かくあげられてないけど、最後に「本書は1987年から1992年までに、新聞、雑誌、パンフレット等のメディアに発表された文章をもとに作られた。」って書いてある。そのせいか、わりと軽め。
あいかわらず、どこかを旅したときの体験・発見の章は、なんともいえず楽しい。
イスタンブールに到着してから、ずっと船酔いのような感覚をおぼえていたが、実は彼の地の地下には大量の水をたたえた地下宮殿があった、なんて話は並のフィクションよりおもしろい。
おなじみのチベットでの体験が書かれたものがいくつかあるのもいい。チベットの密教の夜遊びって、深夜の墓地に散歩に行って、エクソシズムのメディテーションにうつつをぬかす、なんてとこ、とても魅惑的である。
タイトルのゲーテの耳は、『十八世紀の透明の夜』の章にある、「ゲーテはベートーヴェンの音楽を恐れた」ってあたりにあらわれている。
>ベートーヴェンの音楽のなかには、すでに知性の制御の外にある無意識の欲動が、いっさいの秩序を動揺にみちびいていく革命の世紀の予感が、耳を聾する轟音によってのみ表現されうるような激烈な感情が、つまりは現代なるものの本質のすべてが、聞き取れる。(略)
>(ゲーテは)そこに世界を迷宮と化し、透明な感情を無意識の欲動にさらし、永遠にして女性的なるものをヒステリー化する、不透明な神秘主義の支配する、新しい時代のはじまりを聞き取った。
なんて書いてあるのを、ボンヤリと読んでいると、文字の意味はわかるけど、全体として何言ってるのか、分かんなくなる。
まあ、私はもともと音楽を聴く耳もってないから、音楽のなかに哲学みたいなもの聞き取れないし。
でもなあ、なんかこういうの読んでて、今回あらためて思ったんだけど、中沢新一の書くものって、私にとってはそれこそ音楽みたいなもんなのかもしれない。
何がおもしろい?どこがいい?って訊かれても困る、でも読んでて気持ちいいのは確か。クラシック音楽聴いてて、この曲のテーマはこれこれなんてすぐに明確に言語化できないでしょ、それと一緒かもって。
ちなみに、べつの章で、これまたベートーヴェンのエピソード(?)があげられてる。
>もっともドイツ的な、偉大な論理性の音楽を探求していたベートーヴェンはこう叫んだ。「霊感がわきあがっているとき、ヴァイオリンなどにかまっていられるか」。
そんなことヨソで聞いたことないけど、こういうフレーズに出会うと、ついつい楽しくなってしまう。

I 旅の詩と真実
・民族学者のユートピア
・水の中のメデューサ
・カリタス・インディア
・中国、南のエッジへ
II ゲーテの耳
・十八世紀の透明の夜
・よみがえる夜の女王
・打つ音
・メニューイン、人格の楽器の巨匠
・いとしのマッド・チャイナマン
III 移動と定住
・扉の裏
・流れと淀み
・カトンマンドゥ
・言葉をもたない異質性
・転生派宣言
・夜遊びを讃えて
・胃袋におさめられた無限
・VIDEO
・風‐はじまりの哲学
・木と対話する風水師
・大地のドン・ジュアンたち
・映画と悟り
・個と集団をつなぐ声
・大音稀声
・テレビをみるミナカタクマクス
・ふとももの解放神学
・科学のメタファー
・中国的模糊、日本的あいまい
・スライスされた宇宙の四次元
・ラダック、大海につきでた半島のような
・ルーマニア、パッショネートな革命の日々
・賢者のための、旅の哲学
IV 放下
・裸の神
・技術のエコソフィアへ
・救済する空間
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小学生の体験乗馬

2013-01-18 19:24:41 | 馬が好き
今週、水・木・金、おととい・きのう・きょうの午後、美浦乗馬苑では、小学生の体験乗馬。

毎年恒例、近くの小学校の3年生がやってきます。
去年までは2クラスだったんだけど、今年から3クラス、だいたい30名ずつが3日に分かれて、乗馬苑に来てくれました。

↑3日間とも頑張って、乗馬の楽しさを教えてくれた、強鉄。こーゆーとき、安定性抜群。

↑おなじく、ホワイトウォーリアー。背ぇたかくて、ユランユラン揺れただろうけど、子どもたちはこわくなかったかな?

水曜と木曜に登場したエアサンタムール。ほんとお利口さんな馬だ。

金曜のお相手をつとめたスカニア。馬車ひいてるときはマジメなんだけど、子どもが乗ってるときは軽すぎて退屈だったみたい?
馬乗ったことあるよ!って子もいたし、初めてって子もいた。
ときどき、怖ーいって言った子もいたけど、みんな最後は慣れてニコニコしてた。

みんな一回ずつ乗ったあとは、ふれあいタイム。
ほめてもらうのは、馬たちもうれしいと思いますよぉ。
(ミニチュアポニーのジョニーとミニコマも出してみたんだけど、ワーッと取り囲まれて、最初は目がテンになってました。)
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ヒミズ

2013-01-17 18:28:17 | マンガ
古谷実 2012年 講談社文庫版全3巻
こないだ同じ作者の『グリーンヒル』読んだんだけどね、続けて、これも読むことにした。
江口寿史が(望月峯太郎の新連載が始まったとき)「『ヒミズ』終わって以来、読むものなかったヤンマガなので(略)」(『江口寿史の正直日記』474ページ)なんて称えてるから、前から気になってた。
正月休みに、書店で文庫版が2冊並んでたのを買ってきたんだが、読んでみたら2冊で終わりぢゃなかった。
やばいな、これ、続き読まないことにはどうしようもない、と思ってたら、幸い1月11日に第3巻が出るということだったので、出たらすぐ買ってさっさと読んだ。
全然ギャグマンガぢゃないんだ。
衝撃的ではあった。
私にとっては、ヲカザキの『リバーズ・エッジ』以来の衝撃って感じ。好きかどうかは別にしてだけど。
つまり、これを超える最近の文学ってどれくらいある?って言いたくなるようなインパクト。
画の怖さと、ふつうぢゃない人の登場具合は、なぜか『座敷女』とか『ドラゴンヘッド』を思い出した。狂気の沙汰系だあね。
物語は、ほとんどの人は普通の人間なのに「自分は特別」と思い込んでる奴らがいる、そういう連中が嫌いという住田君、中学3年生が主人公。
同じ中学生でも“稲中”とは、ずいぶん違うよね、雰囲気が。
住田君は、ずーずーしい奴が嫌い。で、自分では「オレは一生 誰にも迷惑をかけないと誓う!! だから頼む! 誰もオレに迷惑をかけるな!!!」なんて願ってる。
でも、両親に見捨てられ、天涯孤独になっちゃう。そして、あるときから、普通を願ってたはずなのに、特別な人間になっちゃう。
ときどき、自分にしか見えない一つ目の化け物が、とてもリアルに、会話かわせちゃうほどありありと見えちゃう時点で、ふつうぢゃないよ、住田君。

タイトルのヒミズっての何なのか、作中にはでてこない。(たぶん。探してマジマジと読んだりしてないけど。)
どうやらモグラの一種らしいんだけど、そういえば第6話に、住田君が茶沢さんに「君の夢は一生普通に暮らす事なんだって?」と訊かれたとこで、「オレはモグラのように ひっそりと暮らすんだ…」と言うとこがあります。
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銀世界

2013-01-15 08:39:35 | Weblog

きのうの午後に降り続いた雪は、けっこう積もることになった。
よって、本日の乗馬は、休み。

サッとハネられる北海道の雪とちがって、ベチャベチャだし、一夜あけたらガチガチ凍りついてる。

こりゃ、ポニーも外に放せないな。

先週月曜の乗馬のあと、腰痛がひどくて、インドメタシンの放せない日々が一週間続いたんだけど、今朝はどうやら貼ったり塗ったりしなくても歩けるようになった。
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