かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

チベットその2 青海の道

2005年09月18日 | China・Mongolia
今日は、2か月振りに新シルクロードの放送があった。シルクロードとしては、マイナーな"青海(せいかい)の道"が今回のテーマだったが、こんなところにも、シルクロードがあったんだということで、面白いと思った人も多かったと思う。そこで、出土したシルクが、ギリシャの太陽神であるアャ鴻唐フデザインで(素人目には、仏に見えるのだが)、かつ正倉院に残る絹織物のデザインとも共通点があるとのこと。浪漫をかき立てる話だ。
チベットにも行ったので、雰囲気がよくわかった。青海地区は、チベット自治区の外だが、実質的には(歴史的に見ても)、チベット人の土地と言える。勿論、昔から、チベット族、モンゴル族、漢民族が覇権を競った地域ではある。逆に、中央アジア民族のイメージが強いシルクロード主流派からは、やや亜流と感じられる面は、否めない。
ゴルムドが、チベットへの北の入り口とすれば、私の行った八一(パーイー)が、東の入り口ということなのかもしれない。街の雰囲気がそっくりである。チベットは、中国の一部だが!、チベットへの入り口は、いまだに国境扱い(=軍事拠点)なのである。ちなみに、このゴルムドとラサを結ぶ鉄道が、完成間近になっている。経済的にというよりは、政治的に重要な鉄道である。”西蔵入境証”なる実質ビザ(かつ行き先も事前指定要)が必要というのも、この状況を裏付けている。
蛇足になるが、高校時代の友人の話によると、今回の取材班に、高校時代の世界史の先生のご子息が加わっているとのこと。TVに出るかな?先生は、"ねずみ男"とそっくりだったので、顔をみればすぐわかると思う。
コメント
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