かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

国家の品格

2006年02月03日 | Books
同時並行的に、いろんな本を、時間を見つけて読んでいるので、あまり集中して読んでいる感じでもないのだが、国家の品格という本を読了した。ベストセラーにもなっているので、読まれた方も多いかと思う。
要約すると、数学者で、海外との縁も深い著者が、日本らしさ(情緒とか、もののあわれとか)の良さを、いろんなエピソードを交えながら、繰り返し説く本ということになると思うが、私は、ひじょうに的を得ていると思った。
人によっては、何だ!また石原慎太郎か!という人もいるだろう。戦後の日本教育のせいもあって、こういう議論をすると短絡的にナショナリズム(右)と結びつけてしまうことが多い。
ナショナリズム=国益主義と、パトリオティズム=祖国愛をという言葉を、愛国心という一つの言葉で、表現し、理解したため、(本当は必要な)日本らしさが明治以降失われてきたと説く(特に戦後)。この点についての、考え方の整理が今必要になっているのだと思う。ホリエモン事件を見ても、イスラムをめぐる地政的な諸問題を見ても、その感を強くする。
仮面ライダーの藤岡弘氏の講演会でも、言っていることは、同じだった。映画のラストサムライや、今はやっている大和の映画も(見てないが)、テーマは共通するものだろう。
今の子供の年代の様子を見ていると、ますますその感を強めざるを得ない。
まずは、読み書きそろばん(算数)! 
コメント
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