bag oneと聞いてピンと来る人は、結構年季の入ったビートルズファンか、JLファンだと思う。
当ブログでもリンクしているTRACKSさんから、カタログが来て、興味があるのが出てたので、久し振りにフラッと行ってみた(横浜にあるから、都合がいい)。そしたら、興味のあったのは、昨日仙台の人が買った(インターネットショップ)そうで、まだ実物はあったので、拝ませてもらったが、入手できず。まさに、一日違い。珍品だったのに。
横に、bag one のリトグラフの印刷したのが、置いてあったので、せっかくだから買ってきた。
bag one について、ちょっと説明すると、JL(ジョンレノン)と、YO(小野洋子)が、出会って、結婚しかかっていたころ(1969年初頭)、JLは、回りから進められて、一連のリトグラフを作成した(14枚)。JLは、必ずしも全部気に入っていたわけではなく、捨てることも考えたが、YOは、それを思いとどまらせ、1970年1月16日に、ロンドンアーツギャラリーで、展覧会を開いたが、待っていたとばかり、14枚中8枚が猥褻物陳列罪で押収された(今日、14枚中の8枚は容易に確認できた)。皮肉なことに、これで、このリトグラフの売れ行きが急上昇したのである。
今日入手したのは、このリトグラフの展覧会が、世界各地を回っている時に(1970年)、オランダの展覧会で、売られていたフルセットの印刷バージョンのデッドストックものである。従ってこの世にたくさんあるもので、珍しいものではないが、印刷も保存状態も極めてよく、一見本物のリトグラフと見まごうほど。37cmx49.5cmとサイズは、本物より小さいが、結構迫力あり。
絵そのものは???? 芸術か猥褻か???? 昔よく聞いたフレーズだ。
今となっては、その歴史自体だけで価値を持ったということか。
ちなみに、TRACKSさんは、冷やかしお断りの店なので、H/Pで、興味のある品があって、買おうかなと思った時のみ CONTACT or VISIT しましょう。ビートルズファンにとっては、夢のような品々がたくさんストックされてます。たとえば、今日は、HELPのアルプスの撮影シーンで、かぶっていたシルクハットみたいな帽子とか、ハードデイズナイトのシングルのミリオンセラーアワードディスクとか、ジョージハリソンが、マリファナ代が高いというクレームをしている手紙などを見せてもらいました。とにかくいろんなものがトレードされてます。
今日、アジア情報イエローページを作っているコンラックさんから、ご丁寧にメールがあり、当方が勝手にリンクしたのに、こちらもリンクしましたとのこと。ネットワークの広がる様子を実感した次第。