かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

仏国寺 ブルグクサ

2006年08月30日 | Korea

石窟庵と同じ、新羅時代の751年に創建された仏国寺も、慶州の見所としては、はずせない。
豊臣秀吉が朝鮮を攻めた時に、殆どの木造建築は消失してしまったが、その後何度か再建され、今では世界遺産に登録されているほどに復元されている。
写真に見える橋は、国宝に指定されているが、橋を渡ると仏の世界というコンセプトになっている。橋の手前は、今は広場だが、かつては大きな池であったという。

仏の世界に入ると正面に大雄殿、右に多宝塔、左に釈迦塔がある。この双塔は、新羅美術の最高峰といわれるが、特に多宝塔は、珍しい形をしている。インドのストゥーパから始まった仏塔は、韓国にたどりついた時にはこの形になり、日本の木造の塔につながっていったのだろう。
釈迦塔からは、1960年代に、舎利函や、世界最古の木版印刷物も発見されている。
韓国仏教の真髄を見た思いがした。

韓国の仏教は、朝鮮王朝時代、儒教が奨励されたため、急速に衰えてしまった。
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