かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

今のロシアがわかる本

2009年07月03日 | Books


ソ連時代は、まったくベールに包まれた謎の国だった。今の北朝鮮を思い浮かべてもらえばいいだろう。
では、ロシアになった今、わかりやすい国になったか?
確かに、気軽に行くことはできるようになった。



しかし、その謎めいた状態は、そうは変わってはいない。本書は、今のロシアを理解するヒントを与えてくれる。

たとえば、9.11以来、米は、ロシアの内政に全く口出ししなかった。その間チェチェン問題と、オリガルヒ問題を片づけた。そして、国家としての体裁を整えたのだ。それまでは、いつ崩壊してもおかしくない状況だった。
ユコス事件など、背景を知らなければ、何がどうなっているのかわからない。
ウクライナのオレンジ革命だってそうだ。

ロシアを、他の西欧諸国と同列に見るには、まだまだ早い。
コメント
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