かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Singlish

2009年07月14日 | Singapore・Malaysia・Indonesia



シンガポールの無国籍料理の話の次は、無国籍言語の話。
といっても、シンガポールは、英語、中国語、マレー語、タミール語の四カ国語を公用語とする多言語国家で、無国籍言語国家ではない。
でも、大学などに行く人は、英語が必須で、実質英語が、共通語だ。ところがその英語、どう見てもなまっている。シンガポール訛りというが、そんな単純なものではない。

このSINGLISHの本は、そのシンガポール訛りの語源をわかりやすく解説してくれるエンターテイメント本だ。
もちろん人口の7割以上を占める華人の言語の影響が強いのだが、マレー語、インドネシア語、福建語、潮州語、何でもありだ。

でも誤解することなかれ。シンガポールのエリート層は、完璧なSINGLISHと、ENGLISHを使い分け、平均でも日本人の英語の能力をはるかに上回る。
逆に、中国語、マレー語などの母国語をしゃべれない人が、問題になっているくらいなのだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする