かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

チャップリン 作品とその生涯

2017年07月02日 | Movie
今日は、昨日の飲み疲れもあって、雑用に集中。
いやいやたいへん。

そういえば、先週のひよっこは、ビートルズ来日で大盛り上がりだった。
今週は、どうかな?



本書は、週刊誌で褒めてあったので、ゲットしてみた。

読んでみたら、すごくしっかりした本で、びっくり。
著者は、現在発行されているDVDシリーズの監修者でもあるのだが、まさに日本のチャップリン研究の第一人者であり、世界でも、3人しかいないNGフィルムを全て見た人の一人でもある。

全体のしっかりした流れと、日本に絡むエピソードや、代表作の客観データなどが、絶妙のバランスで描かれていて、書き振りも、ひじょうに読みやすくて、すばらしい。。

読んでいて感じたのは、我田引水にもなるが、チャップリンは、映画界のビートルズではないかということ。
貧乏な家庭からのスタート。イギリスから世界へ。単なる俳優に留まらず、自作自演。映画会社の束縛から逃れるために、自ら映画会社を設立。創世記の映画を、メインのエンターテイメントへ。品質への徹底的なこだわり。アメリカによる迫害。NGフィルムから新たな発見が。日本好き等々。

見事に、ビートルズをシンクロする。ビートルズの方が、ずっと後だから、ビートルズが、チャップリンの後を、知らぬ間に追っていたのかもしれない。

特に、日本との関わりには、驚いた。野心を持ってアメリカに渡った秘書の功績が大きい。最初は、運転手としてチャップリンに雇われたという。その他にも多くの逸話が。

幅広いエンターテイメント好きの方にお勧めできる。
コメント
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