無事、伊豆から帰った。
霧がひどくて
本書は、本屋で見つけた。
ちくま新書ががんばってるという報道があるが、よくもまぁ、マニアックな本を出し続けられるものだ。
本書も、かなりマニアック。
古事記、日本書紀、風土記を読み比べ、著者の真意を探ろうという試みで、それこそ、マニアック。
この議論について行ける人は、かなりの神話通と言えよう。
記紀、双方ともツッコミどころだらけ。
だからこそ、現代人が読んでると、頭が、混乱してくる。
論理的でない部分、因果関係がよじれている部分が平気である。
本書は、その意図と、真意を読み取ろうとする試みだ。
今さら何を推論しても、机上の空論になるのかもしれないが、本書を読むと、今までの読者が気づかない何かがあるのではと思う。
特に、古事記と日本書紀は、扱っているテーマが似ているにも関わらず、文字も、書き方も180度違う。
その書き振りを比べると、お互いに補完し合うことを前提に構成されているのではと解く、
特に、日本書紀の注釈は、注釈ではなく本文?
わざとぼかして書いてあるが、真実も残そうとしている。
風土記と記紀との差異も意図的な中央と地方との違いを表明している。
記紀の国づくりの不自然さも、様々な国家情勢を背景にした意味のある違いだった?
記紀神話への興味をかき立たせる書として、面白い。
霧がひどくて
本書は、本屋で見つけた。
ちくま新書ががんばってるという報道があるが、よくもまぁ、マニアックな本を出し続けられるものだ。
本書も、かなりマニアック。
古事記、日本書紀、風土記を読み比べ、著者の真意を探ろうという試みで、それこそ、マニアック。
この議論について行ける人は、かなりの神話通と言えよう。
記紀、双方ともツッコミどころだらけ。
だからこそ、現代人が読んでると、頭が、混乱してくる。
論理的でない部分、因果関係がよじれている部分が平気である。
本書は、その意図と、真意を読み取ろうとする試みだ。
今さら何を推論しても、机上の空論になるのかもしれないが、本書を読むと、今までの読者が気づかない何かがあるのではと思う。
特に、古事記と日本書紀は、扱っているテーマが似ているにも関わらず、文字も、書き方も180度違う。
その書き振りを比べると、お互いに補完し合うことを前提に構成されているのではと解く、
特に、日本書紀の注釈は、注釈ではなく本文?
わざとぼかして書いてあるが、真実も残そうとしている。
風土記と記紀との差異も意図的な中央と地方との違いを表明している。
記紀の国づくりの不自然さも、様々な国家情勢を背景にした意味のある違いだった?
記紀神話への興味をかき立たせる書として、面白い。