今日から、もう11月。
台風が過ぎて、秋も深まってきた。
さて、本書は、本屋で見つけたのだが、またもや古事記。
執筆陣が豪華。
梅原さん、上田さん、三浦さん、上野さんと、古事記を語らせたら、誰もが一人者みたいな布陣だ。
ただし、前者2人は、2012年の対談のみで、後は、三浦さん、上野さんが中心に執筆。
素人にも、ちょっと知っている人にも楽しめる内容になっている。
古事記全体を復習し、全国のゆかりの地の紹介。
そして、奈良近辺のマニアックな散策。
結構古事記ゆかりの地は、回ってきたが、まだこんなところもあったのかという地も紹介されている。
特に、前回交通渋滞で、再訪しそこなった高千穂を中心とした南九州、淡路島近辺が、次の狙い目か。
行ったことのあるところも、やはり、プロのお二人が回ると、味わい方が違う。
知識とフィールドワークを組み合わせることにより、味わいが累乗化する。
お二人すら見つけるのに苦労した、古墳などまで紹介されているが、流石にここまでは付き合えない?
古代史ファン、古事記ファンには、幅広くお勧めできる入門書。