ベイスターズ勝利!
あと2勝!
本書は、本と日本史というシリーズの第一作で、日本書紀を取り巻く様々な議論を分析し、日本書紀の本質を探ろうとする。
第二巻まで出てから読もうと思ったが、なかなか出ないので、まず本書。
しっかりした本で、よかった。
日本書紀の意義、その重要性を認識しつつ、類書の分析を行い、その限界を感じつつも、日本書紀の抜きん出た存在感を証明する。
その後出た本は、いいが?その前に出たと言われた本が次々と偽書の認定を受ける中、日本書紀を上回る本はない。
中で、やはり古事記は群を抜くが、それでも記紀と呼ばれるように、並び立つところまでしかいかなかった。
日本霊異記は、異色を放つ。
当時の別世界を描いていて、政治が絡まず、当時の思想を反映している。
これ以上新しい資料が出ない中、同じところをこね繰り返しているような気もするが、だからこぞ、古代史は面白い。
当時の人には、単なる記録ではなく、将来の自分にも影響するものだったため、日本書紀で虐げられた氏族は、異書で復権を図ったという。
推測ではなく、残された書の分析からの議論なので、説得力もある。
古代史ファンは、一読すべし。
あと2勝!
本書は、本と日本史というシリーズの第一作で、日本書紀を取り巻く様々な議論を分析し、日本書紀の本質を探ろうとする。
第二巻まで出てから読もうと思ったが、なかなか出ないので、まず本書。
しっかりした本で、よかった。
日本書紀の意義、その重要性を認識しつつ、類書の分析を行い、その限界を感じつつも、日本書紀の抜きん出た存在感を証明する。
その後出た本は、いいが?その前に出たと言われた本が次々と偽書の認定を受ける中、日本書紀を上回る本はない。
中で、やはり古事記は群を抜くが、それでも記紀と呼ばれるように、並び立つところまでしかいかなかった。
日本霊異記は、異色を放つ。
当時の別世界を描いていて、政治が絡まず、当時の思想を反映している。
これ以上新しい資料が出ない中、同じところをこね繰り返しているような気もするが、だからこぞ、古代史は面白い。
当時の人には、単なる記録ではなく、将来の自分にも影響するものだったため、日本書紀で虐げられた氏族は、異書で復権を図ったという。
推測ではなく、残された書の分析からの議論なので、説得力もある。
古代史ファンは、一読すべし。