コルドバに到着。
アンダルシア地方の中心だ。
ローマ時代以前からあった街で、8世紀中頃は、首都として栄えた街。
グアダルキビール川を渡るローマ橋。
コルドバは、ウマイヤ朝の8世紀に作られたというが、イスラム風、ローマ風、ユダヤ風、不思議な雰囲気を持った街だ。
トレドから、コルドバは、40度近い猛暑が続いて、屋外は、たいへん。
街の中は、車が入れないので、くるくる歩き回った。
トレド同様、街時代が、当時の姿を残している。
南国風。
絵になる街。
メスキータと呼ばれるモスク。
元々、キリスト教の聖堂だったのを、モスクに改築されたという。
この地の歴史を反映している。
外壁の装飾も凄い。
街と外壁とミナレット。
中庭に入り、ミナレットを見上げる。
中庭にはオレンジの木が植えられており、オレンジの中庭と呼ばれている。
当地のオレンジは、苦くて、ジュースにしていただくとのこと。
確かにここは、バレンシアではなく、アンダルシアだ。
道中は、オリーブ畑ばかりだったし。
オレンジの中庭から、ミナレットを見上げる。
イスラム教時代の名残。
メスキータ内部へ。
見事な門の装飾。
イスラム的な幾何学模様。
円柱の森と呼ばれる入口付近。
約850本り、イスラム時代の祈りの空間だった。
200年に渡って、増築を繰り返したという。
窓の透かし彫りも美しい。
ステンドグラスとは、別の美しさだ。
インドのムガール帝国時代の建築を思い出す。
床の下には、かつての床が。
ローマ時代、西ゴート時代、イスラム時代、キリスト教時代と、増改築を繰り返してきた。
円柱の森と呼ぶにふさわしい。
ミフラーブはイスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を示すくぼみ。
コーランの一部が刻まれている。
凄い。
マクスラは、ミフラーブを強調する空間。
光が差し込むドーム。
ミフラーブの隣にある宝物館。
キリスト教の世界。
イスラム教時代の建物を残しながら、キリスト教の聖堂に。
レコンキスタの場面が象徴的に描かれる。
柱には、当時の大工のイニシャルが刻まれる。
これは、山口さん?
聖堂部分のドーム。
中央祭壇。
ゴシック調。
スキータの中央にある。
聖歌隊席。
パイプオルガンも豪華。
大聖壇の隣には、円柱の森が見える。
ユニークなコルドバの歴史を物語る。