かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

異文化理解力

2018年01月22日 | Books
雪が凄い。
あまり積もらないで欲しい。



本書は、グルーバルビジネス関連のセミナーに参加した時いただいた。
しっかりした本で、まさに我々のような仕事をしている者にとって、”あるある”的な話を、うまくまとめてくれている。
ベテランのビジネスマンは、大体、体でわかっていることが多いが、まだ経験したことがない地域についての話は、十分に参考になる。
若い人で、これから海外出張が増えるような人には、おおいに参考になるだろう。

ネタバレになるが、

ローコンテクスト・ハイコンテクスト
直接的なネガティブフィードバック、間接的なネガティブフィードバック
原理優先・応用優先
平等主義・階層主義
合意指向・トップダウン
タスクベース・関係ベース
対立型・対立回避型
直線な時間・柔軟な時間

などが、わかりやすい評価軸になる。
そして、日本は、いずれの項目も、中間ではなく、極端な位置づけにあることもわかる。
これは、確かにそうだと思うし、その自覚を持ちながら、異文化と付き合う必要があるのだろう。
アジアだから一緒の項目と、アジアでも全く違う項目も、再認識される。

列に並ぶ時、常緑樹的という言葉があるそうだ。
時々、海外で、横入りされることがあるが、これは、常緑樹的な思考をする国々では、ある意味自然なことである。
これが、スケジューリングを直線的に行う文化と、常緑樹的に行う文化にも反映する。

これは、どちらがいい悪いではなく、文化の違いをお互い理解することが必要だということなのだ。

良書だと思う。


コメント
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