かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ROUGH AND ROWDY WAYS

2023年04月05日 | Music
山下達郎さんの今年のツアースケジュールが発表になった。
驚きが2つ。
一つは、ギタリストが、佐橋佳幸さんから、昨日行ったPYRAMIDの鳥山さんに変わったこと。
これは、佐橋さんから、話があり、山下さんが受けたらしい。
もう一つは、去年、行った新潟県民会館のスケジュールが入っていないこと。
両方とも、山下さんのこだわりが強いと思っていたのだが、びっくりした。
チケットは、また取るのがたいへんだろう。



Bob Dylanの日本公演も近づいてきて、まだ聞いていなかった最新作を聴いてみた。
ノーベル賞受賞後初の新曲集になるが、全体として、ゆったりした曲が多い中、歌詞が、相変らず独特で、本当にいいたいことがどこにあるのか、つかみにくい。
作られたのは、コロナがまだ本格的になる前と思われるが、トランプ政権下、分断が進んでいた時期で、その影響があるか。

伴奏、歌い方は、丁寧だが、メロディアスは曲は少なく、ブルース臭の強い曲が、ぱらぱらと入る。
ノーベル賞受賞歌手にふさわしく?、詩を重視した歌作りになっていると感じられる。
ではその詩のいいたいところがわかるかというと、これまたつかみどころがない詩のものが多い。
これぞDylan というべきか。
演奏は、前回の来日時のステージのスタイルを継承している。
録音メンバーも、2019年のツアーメンバーそのままということらしい。



本アルバムのハイライトは、やはりCD2枚目に入れられたMurder Most Foul。
最も卑劣な殺人というストレートな邦題がつけられた。
17分近い大作だが、ビルボードチャートで1位になったのだという。
人生初のNo.1というから驚く。
風に吹かれてが、確か中学の教科書に載っていたのだが、No.1ヒットではなかったらしい。
詩の意味はわかるのだが、それで何を言いたいかがわからない。
途中から、いろんなことをやってくれ(Play)の繰り返しになるが、John のイマジンを意識しているのか。
うーん。

日本盤を買ったので、詳しい解説と歌詞カードが付いているのが救い。
ただ、解説の方は、半分匙を投げたような解説になっている。

本アルバム制作直後に予定されていた来日公演がコロナでキャンセルになって、そのまさに3年後のリベンジ来日公演が始まっている。
どんな公演になるのか、楽しみだ。
コメント
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