先週は、木村尚三郎さんの講演会の他に、もう一つ講演会に行く機会があった。現在早稲田大学院教授に納まっている川本裕子さんの講演会だ。
一般向けの講演会だったため、聴衆も、老若男女ぐじゃぐじゃで、川本さんも話にくかったと思うが、道路公団民営化推進委員会時代の知識経験なども交え、豊富なデータを駆使し、一気に話しきったという感じだった。
データというのは、難しいもので、実際の感覚と食い違うケースが多々ある。その中で、特に驚いたのは、日本は、一人当たりでは、世界一の道路を有しているというデータである。
亜細亜の工業化を進めている地域と比較すると、お世辞にも、日本の道路がすごいとはいえない。そうすると、やはり地方へのばら撒きの問題に行き着くのだろう。
日本の産業で、世界水準比、効率的が高いと考えられているのは、一部の輸出産業だけで、残りの産業は、どれも大きく世界水準を下回っているという。やはり限られた予算をやりくりしようとしている中、得意分野から搾取し不得意分野にばら撒くのではなく、得意分野を一層伸ばすという観点が、日本がある程度競争力を維持するために必要だろう。
そういった意味では、先の選挙では、郵政民営化前進などは、最初の一歩としては、評価できるが、逆の動き(地図の上の方?)を堂々と主張する人もまだ多い。
日本全体が沈没する前に、その辺をもう少しはっきりさせた方がいいかもしれない。
借金まみれの財政状況の中で、いかに、国際競争力、国力を維持するかという観点からの議論が必要なのだろう。
川本さんの講演を聞いていると、なぜこの人が刺客に選ばれなかったのだろうという気がしてくる。今回選ばれた刺客より、やや頭が良すぎるということか。第三者的立場に身を置きながらも、基本線は、小泉政権の方針にぴったりだ。ただ、ここまで、はっきり言われると、流石の小泉氏もなかなか使いにくいと判断したのかもしれない。
講演会では、これまでの小泉政権の改革で、評価できる項目は、金融改革のみで、残りは、道路公団民営化も含めて、軒並み赤点評価だった。年金については、最悪評価であった。
一般向けの講演会だったため、聴衆も、老若男女ぐじゃぐじゃで、川本さんも話にくかったと思うが、道路公団民営化推進委員会時代の知識経験なども交え、豊富なデータを駆使し、一気に話しきったという感じだった。
データというのは、難しいもので、実際の感覚と食い違うケースが多々ある。その中で、特に驚いたのは、日本は、一人当たりでは、世界一の道路を有しているというデータである。
亜細亜の工業化を進めている地域と比較すると、お世辞にも、日本の道路がすごいとはいえない。そうすると、やはり地方へのばら撒きの問題に行き着くのだろう。
日本の産業で、世界水準比、効率的が高いと考えられているのは、一部の輸出産業だけで、残りの産業は、どれも大きく世界水準を下回っているという。やはり限られた予算をやりくりしようとしている中、得意分野から搾取し不得意分野にばら撒くのではなく、得意分野を一層伸ばすという観点が、日本がある程度競争力を維持するために必要だろう。
そういった意味では、先の選挙では、郵政民営化前進などは、最初の一歩としては、評価できるが、逆の動き(地図の上の方?)を堂々と主張する人もまだ多い。
日本全体が沈没する前に、その辺をもう少しはっきりさせた方がいいかもしれない。
借金まみれの財政状況の中で、いかに、国際競争力、国力を維持するかという観点からの議論が必要なのだろう。
川本さんの講演を聞いていると、なぜこの人が刺客に選ばれなかったのだろうという気がしてくる。今回選ばれた刺客より、やや頭が良すぎるということか。第三者的立場に身を置きながらも、基本線は、小泉政権の方針にぴったりだ。ただ、ここまで、はっきり言われると、流石の小泉氏もなかなか使いにくいと判断したのかもしれない。
講演会では、これまでの小泉政権の改革で、評価できる項目は、金融改革のみで、残りは、道路公団民営化も含めて、軒並み赤点評価だった。年金については、最悪評価であった。