今日は、AOLの調子が全く悪い。とりあえず、動きはするので、書き込んでいる。
ソフトバンクもそうだけど、まずは宣伝よりも、普通にちゃんとやって欲しい。携帯のシェア争いも、トラブルのニュースのないAUが優勢のようだ。
横浜山手公園物語は、有隣堂が出している本で、何の変哲もない山手公園を中心にした様々な史跡についての歴史・薀蓄を語ってくれる。
西洋人が居留を始めて、最初に住んだ地域だから(当時、居留できる地域は限定されていた)、テニスや、ボーリングや、競馬場など、日本の初めてづくし。山手公園も、日本で始めての西洋式公園である。
ひじょうにのどかな地区なので、散歩もグー。特に、テニスプレーヤーなら、テニス発祥記念館などを訪れてみてはいかが。
テニスが、比較的早く日本に紹介され、テニスの発展とともに、日本のテニスも発展したことがわかる。日本での初テニスは、1876年頃とされる(諸説ある模様)。1877年がウィンブルドンの第一回らしいから、まさに、イギリスのテニスのスタートとほぼ同時期になる。日本の開国直後に居住した外国人の人々は、間違いなく新しい物好きだった。
もちろんテニス発祥記念碑もある。
郵便局に行ったら、年賀切手が売っていたので、使うのは、まだまだ先なのだが、とりあえず買ってみた。来年は、亥年。恥ずかしながら、年男。
ただ、年賀状のデザインは、イマイチピリッとしない。もっと凛々しいデザインにならないのか。元が猪だからしょうがない。
中国だったら、豚だから、まだましか。猪は、日本だけ?誰か知っている人いる?
でもかわいい。
郵便局で、お金を払おうとしたら、売れ残りらしいマーライオンのGreeting Card が目に入り、500円の国際文通グリーティング切手なるものを衝動買いした。
幼少の頃、切手博士だったが、こんなセットは、なかった。国際文通週間切手は、すごい人気だったけど。なぜ、シンガポールかというと、2006年は、シンガポールとの国交樹立40周年なのだそうだ。
シンガポールの郵便局にもよく行ったが、きれいな記念切手はたくさんあるし、他の国の切手まで売っている。おまけに、ステーショナリー類も豊富で、一見郵便局か、コンビニかわからないぐらい。とっくに民営化されて....でも、誰が株主になったか忘れた。
切手代だけでも460円だから、カードなどもついてくるので、500円だったら、リーズナブル。特に、蘭の花のデザインの切手は、きれい。
これは、本物?のマーライオン。
新聞を見ていたら、N社の社員が、賭けゴルフで書類送検という記事が載っていた。一口200円、計537口、参加者61人、掛け金総額107400円とのこと。男性幹部らは、「たいへんなことをやってしまった」と容疑を認めているとのこと.....?
もう一つ見つけたのは、横浜山下町地区に、110mタワー建設という記事。大きな空き地があるなと思っていたら、県立新ホール、NHK横浜放送会館を中核とした複合ビルができるらしい。タワーは、マリンタワー(106m)よりも高くなるとのこと。2009年の開港150周年の完成を目指す。敷地にある、写真の旧露亜銀行横浜支店は、結婚式場として活用される。
この建物は、1921年に露亜銀行横浜支店として建てられたが、その後、ドイツ領事館、横浜入国管理事務所、警友病院別館と、1996年まで使われたたが、しばらく廃墟になっていた。確かに、かなり痛んでいるようだったが、保存されることになって、うれしい。
この通りは、香港上海銀行、チャータード銀行など、内外銀行が並んでいた場所にあり、当時、横浜が国際金融の中心だったころを彷彿とさせる建物だ。バロック様式建築をコンクリートで造った初期のころのものとしても、貴重な建物。
再開発全体の様子も気にはなるが。
この「戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ」は、逆に、逆転のケースを分析した本で、失敗の本質と同じ著者の皆さんによる姉妹本だ。
ヨーロッパの戦争の部分は、基礎知識がなく、いまいちピンとこないが、朝鮮戦争、毛沢東の戦争、ベトナム戦争などは、ひじょうに興味深く読めた。
各ケースを分析の上、10の命題にまとめている。
最後の締めくくりを紹介すると
「戦略の本質は、存在を賭けた「義」の実現に向けて、コンテクストに応じた知的パフォーマンスを演ずる、自律分散的な賢慮型リーダーシップの体系を創造することである。」となっている。大学の入試にでも出てきそうな、難解なフレーズだ。
ちなみに10の命題も載せておこう。
命題1、戦略は、「弁証法」である。
命題2、戦略は真の「目的」の明確化である。
命題3、戦略は時間・空間・パワーの「場」の創造である。
命題4、戦略は、「人」である。
命題5、戦略は、「信頼」である。
命題6、戦略は、「言葉=レトリック」である。
命題7、戦略は、「本質洞察」である。
命題8、戦略は、「社会的に」創造される。
命題9、戦略は、「義=ジャスティス」である。
命題10、戦略は、「賢慮」である。
やや、頑張って10の命題にした感もないではないが、毛沢東の戦争のケースなど、命題6がぴったりだし、ベトナム戦争や、朝鮮戦争のケースなど、命題2にぴったりだ。
毛沢東の戦略は、ベストセラーになった”MAO”では、毛沢東は、何もせず、闇雲に疲弊しながら、逃げ回っただけだとこき下ろされているが、この本では、すごい戦略に基づいき長征し、大逆転したヒーローということになる。
読み物としては、ひじょうに面白いが、ハウトゥ物としては、ちょっとスケールが大きすぎるかもしれない。