かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

私の履歴書

2006年11月04日 | Yokohama ( Japan )

今日は、日本新聞博物館のある情文ホールで開催された「私の履歴書50周年シンポジウム」に行ってきた。ちなみに日経は130周年らしい。
文庫化された小説はほとんど読んだと思われる城山さんを初め、3人のパネラーと、元日経で、今は作家の水木楊さんが司会だった。
とにかくこのコラムは絶大な人気を博していて、社会人の人は、かなりの確率で読んでいるのではないか。執筆者は686人を数えるという(最初は、1ヶ月毎ではなかったため、12人X50年=600人にはならないとのこと)。
経済関係、芸術関係、政治関係、海外関係といろんなキャリアの方が書かれているので、なかなか議論がまとまらない感じもしたが、結論的には、履歴書と言っても、表現できる(またはしたい)部分と、したくない部分(裏を切るということで、裏切るという言葉を使っていた)があり、それを踏まえて読むと深みが増すという結論だったように思う。
履歴書といっても、小説との境界線がクリヤーなわけではないということだ(履歴書がノンフィクションで、小説がフィクションというほど単純ではない)。ちなみに、田中角栄氏は、若かりしころ、懸賞小説で、入賞経験があるという。
その他にも、たくさん裏話が出たが、割愛。

城山さんは、結構お歳の感じで、話がぽんぽん飛ぶパネルディスカッションは、ちょっときつい感じがした。実直で、温和で、謙虚なご性格はよくわかったが、切れ味鋭い議論には、ならなかった。まさに大御所という感じで終わってしまったような気がする。

この新聞博物館には、立派なミュージーアムショップがある。



このキーホールダー or ストラップを買ったが、一見何かわからないでしょう。
これは、昔、新聞を印刷する時に使っていた活字をモチーフにしたストラップで、当博物館オリジナル。
興味のある方はどうぞ。

当博物館では、今、アナログとデジタルという特別展をやっていて、何(十)年か先の新聞の姿を見せてくれる。これは、結構びっくりする。
どの技術が現実的で、どの技術が夢物語なのかわからないが(実用化の観点から)、まさに未来型の新聞を体感できる。

コメント
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