横浜観光コンベンションビューロー(YCVB)の方の話を聴く機会があった。
この組織のトップは、おじいさんが横浜市長だった、石坂浩二さんだが、犬神家の一族(リメイク版)で忙しいらしく(最初の映画の時は、中学だったかな?角川映画が華々しくデビューした頃だったかな?)、実務担当の方の話だった。面白みには、欠けるが、40年間市役所で、横浜の発展に尽くしてきた人の話なので、興味深かった。
この40年間で、4人の市長しか仕えなかったとのこと。確かに、横浜には、飛鳥田さん、西郷さん、高秀さんと、長期政権の個性派市長が多かった。中田さんは、まだ若いし、いろいろ他にも興味があるようだが。
ここ四半世紀で、横浜の年間観光者数(どう計ったのかは知らないが)は、1000万人から4000万人に増え、宿泊者数も、70万人から450万人に増えたとのこと。確かに、観光面の魅力が増えたのは、実感できる(特に私は、ブランクがあったから)。
この40年の間、都市の骨格を作る六大事業というのがあったそうで
1、富岡・金沢埋め立て計画(八景島の当たりかな?)
2、都市高速道路計画(湾岸道路など実感できるが、まだ改善の余地あり)
3、ベイブリッジ計画(もちろん完成。アンチベイブリッジ派もいるらしい)
4、都市高速鉄道計画(地下鉄は随分充実した。みなとみらい線は、伸びないかな?)
5、港北ニュータウン(今が旬。IKEAは、シンガポールのIKEAとそっくり)
6、都市地区整備計画(みなとみらい地区。完成して、あとは中身を充実させるのみ)
と、かなり達成している。今となっては、やややり過ぎた面もあるのではないかと感じるが、それこそ、50年後、100年後に、本当の評価が定まってくるのだろう。
鎌倉在住時代お世話になったドリームランド(まさに夢だった)は、廃園になり、マンションになる予定だったが、住民運動で、公園+野球場+大学になるとのこと。今から、○大事業というと、エコ、教育、癒し、コミュニティなどが、キーワードになるのかもしれない。40年前とは、随分考え方が変わった。
スピーカーは、2009年の開港150周年事業のことで、頭がいっぱいのようだった。5000万人の観光客を呼ぶことが目標になっているとのこと。数字に、追われるとろくなことはない。横浜市民(特に50年後にも生きていそうな人)にとって、思い出に残るイベントになることを期待したい。