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合宿とパーキンソンの法則

2016-10-01 13:22:23 | 16期生のブログリレー

こんにちは。16期生の鯉沼です。

先週末の合宿は大変な盛り上がりでしたね。
特に懇親会。(もちろん全体的に有意義な時間でした)

今回はその合宿で学んだことと、『パーキンソンの法則』についてお話しさせていただきます。

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ディープな懇親会であったにも関わらず、予想に反してすっきりと朝を迎えた合宿二日目の終わり頃、鴨志田塾長から
 「日限ぎりぎりに仕事を納めてくる人には、その後の依頼はないだろう。1週間前の納品を当然とする方もおられる」
というお話がありました。

私には非常に耳の痛い話題でしたが、信頼関係が重視される独立コンサルタントを目指すのであればなおさら、計画的な仕事を心がけなければならないと感じました。
そしてその一方で、以前、勤務先でプロジェクト・マネージャ研修を受講した際に知った「パーキンソンの法則」を思い起こしていました。

「パーキンソンの法則」とは、1958年に英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン氏が著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』の中で提唱したものです。
絶版本のため実際の記述は確認できていないのですが、一般的には以下の内容で知られています。

【パーキンソンの法則】(ウィキペディアより)
第1法則 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

プロジェクト・マネージャ研修で習ったことはほぼ忘れましたが(←鯉沼の法則)、第1法則に関連して以下のようなことを講師から伝えられたと記憶してます。(←うろ覚え)

  • 余裕をもって日程を組んだとしても、結局その日数を満たすだけの仕事が発生して余裕はなくなるのである
  • ゆえに、安全のための必要な余裕を設定するのであれば、その日数分の余裕を意味するタスクを別に置きなさい

要は納期を前倒しして考えろってことですね。きっと、できる方には当たり前のお話しだと思います。

冒頭の鴨志田塾長のお話しと併せ、あらためて大切な仕事への取り組み姿勢として心に刻まなくては、と思いました。

また、パーキンソンの法則は抽象化されて
 「ある資源に対する需要は、その資源が入手可能な供給量まで拡大する」
と表現されることもあります。

分かりやすい例として、
 「大きい冷蔵庫を買うと、それが一杯になるまでモノが増える(また足りなくなる)」
 「大容量のハードディスクを買っても、それが満たされるまでデータ量は増え続ける(また足りなくなる)」
がよく挙げられます。

私、心当たりがたくさんありすぎるのですが、靴箱に入りきれないクローゼットの革靴をなんとかしなさいってことだと理解しております。(2年間履いてない)
3年前に本棚を新調した際に、7年前に使った診断士の受験テキストを無意識にしまっていたのも該当しそうです。(さすがに処分しました)

このパーキンソンさんの言葉、「第2の法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」を含め、私の価値観を変えてくれました。
かねてから別に思い考えていたこととつながった、と表現した方が良いかもしれません。

私の価値観なんてお酒のアテにもならないので書きませんが、

  • たとえば、今さらだけど靴箱に入らないほどの靴って絶対にいらないよね?
  • たとえば、「稼げるプロコン」を目指す自分自身にとって、そもそも「稼ぐ」とは、何を得ることを指しているの?
    そして「"稼げた" プロコン」て、何をどれだけ得られたらなれるの?

というお話しです。

合宿1日目の講義では、そのぼんやりした価値観をキャリアビジョンとして落とし込む機会をいただきました。
まだまだ考えの浅い状態ではありますが、とても良いきっかけとなりました。前に進んでいきたいです。

非常に有意義な二日間でした。
講師やOB、事務局そして同期のみなさま、ありがとうございました。

鯉沼和久 

コメント (4)
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