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プレゼンテーションのこぼれ話(木内マジックの真相)

2016-10-07 21:46:20 | 16期生のブログリレー

皆様、どうもお疲れ様です。塚本洋美です。

さて、9月に開催された合宿のプレゼンテーションでは、大好きな野球の話をしました。木内マジックの真相究明のため、常総学院高校のグランドに通ったというものでした。ボリュームが多く、最初は決められた時間の5分以内で収まらず、3倍以上の時間を要しました。今回は、この中からこぼれた話(常総学院高校野球部の懲罰交代)を中心に書いてみたいと思います。

「懲罰交代」とは、練習試合において、先発したレギュラークラスの選手が、エラーやスリーバント失敗、見逃し三振、サインミスなどをしでかした場合、試合の序盤であっても、即交代となることを言います。この言葉は、観戦しているお父さんたちが使っているものであり、常総学院の野球部内では何と呼ばれているのか本当は分かりません。「懲罰」という言語が、いやなニュアンスを含んでおりますので、おそらく野球部内では違う呼び方になっていると思います。

高校野球は、トーナメント方式の一発勝負の厳しい世界です。したがって、本番の試合と同じような環境に身をおいて、試合をすることにより、集中力を磨くことが、木内監督の狙いとなります。控え選手は、出場機会が与えられますので、チャンスをものにする勝負力を養うことができます。

一方、ミスした選手の方は、どうなるのか興味が湧きますよね。

練習試合は基本的には、午前と午後に1試合ずつ組まれます。午前の試合に先発し途中交代した選手は、午後の試合で必ず挽回するチャンスが与えられます。再度先発で出場する時もあれば、好機で代打として使われる場合などです。

また、途中交代する選手は2,3年生の上級生とは限りません。この前入学したばかりの1年生が、ピンチヒッターとして起用されることもあります。1年生かどうかは、観戦していてすぐに分かります。まさか自分が指名されるとは思わないので、慌ててヘルメットをかぶり、打席に立ちますから。この場合、ほとんどの選手は準備不足で、相手投手の速球で追い込まれ、最後は外の変化球で、空振り三振という結果になります。

しかし、このようなケースで真価を発揮したのが、仁志敏久さん(元巨人・横浜など)でした。彼は、代打で出場した際に、バントヒットを決め、活躍したことから、1年生であったにもかかわらず、ショートのレギュラーポジションを獲得しました。当時の3年生は、夏の甲子園大会で準優勝(優勝は立浪・片岡・野村世代の最強と呼ばれていたPL学園)でしたので、彼のクレバーな野球センスは、この当時から卓越していたと、今でも語り継がれております。

ちなみに仁志さんとはご縁があり、私の息子も一時、仁志ベースボールアカデミーで、野球の基礎を教えていただいておりました。

もう1つの興味は、本番の試合では、果たしてどうなるのかということです。

茨城県大会や関東大会、さらに甲子園大会などの公式戦では、さすがに即交代ということはありません。例えば、1回の表にエラーした選手の場合、その裏の攻撃でノーアウト1,2塁で打席が回ってきたと仮定しましょう。通常なら送りバントのケースですが、エラーをした選手には、このようなサインは、まず出ることはありません。必ず打たせます。これは県大会の準決勝あたりでもそうさせるようです。「ミスは打って挽回せよ」という木内監督からの無言のメッセージになります。

ヒットを打てば最高ですが、最低でもランナーを進めるバッティングが要求されます。一番まずいのは、内野ゴロでのダブルプレーであり、この場合は、残念ながら選手交代となります。

木内監督の著書のなかには、「チーム全体の底上げ」というテーマが随所に見られます。このテーマに即した手段のひとつが、「懲罰交代」であると考えます。様々な場面で何人もの選手を起用し、各々の選手の特性を把握し、適材適所で起用するのが「木内マジック」であると言えます。

※ 原田さん、動画アップありがとうございました。しかし、未だに自分の動画は恥ずかしくて見ることができません。               本当に申し訳ございません。

 

 

 

 

コメント (5)
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