先日、コーヒーチェーンにお勤めの方とお話をすることがありました。
チェーンの方は、「最近はコーヒーを外で飲む機会が減っている気がしますね。特に若い方は飲まなくなっていますね。」とのこと。
若者研究をしている私の知見においても、若者は「ニガイ」ということで、コーヒーを好んで飲む、という発言はあまり出ず、スタバには「コーヒー」を飲みに行く場所ではなく、「フラペチーノ」を飲みに行く場所になっているようです。
スターバックスサイドの動きをみても、創業の頃はロゴにあった「COFFEE」の文字はなくなり、今月から本格的に「紅茶」ラインのブランドをつくり、商品を「大々的」に告知をしています。
スターバックスの提供価値は「コーヒー」を提供することではなく、家でもない、オフィスでもない、第3のくつろぎの空間(サードプレイス)を提供すること、と定めているため、前述のような、時代に変遷、ニーズの変化に合わせ、柔軟に対応が出来ているのだと思います。
事業ドメインや提供価値などを設定する際は、広すぎても、狭すぎてもだめですね。そう考えると、前述のスターバックスの提供価値の設定は、絶妙な広さですね。