こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
仕事で良いことがあると、誰もが嬉しいことと思います。私も、最近、嬉しいことがありました。自分がプレゼンテーションした、研修企画が採用されたことです。
私は、研修講師をしておりますが、研修会社様からの依頼がほとんどなので、いわゆる孫請けの立場です。したがって、カリキュラムだけ作成し、研修会社様からお客様に提案することがほとんどですが、たまに、私自身も研修会社様に同行して、プレゼンテーションをする機会があります。
来年度の引き合いがこの時期多数来ますが、カリキュラムだけ提供の案件は、失注も多く、競争の厳しさを実感しておりました。しかし、自分が説明に出向いた案件は、受注の確率が高いことも実感いたしました。
2つの受注について紹介します。
1つは、ある企業様のリーダー研修。
その会社様が大切にしているリーダーの心得や、社長さんが読まれているビジネス本の抜粋記事を事前にいただいていましたので、これらの情報をまず分析して、体系化し、カリキュラムに落とし込むのかを大事にしたところ、社長さんには、それが通じました。間に入った研修会社の方にも、過去に実施したカリキュラムから切り貼りで作成してくる人が多いが、ここまで相手の会社様を受け止めてくれるので、安心して相談できるという言葉をいただきました。自分ができること、持っているものを差し上げることは簡単ですが、相手に合わせてデコレーションすることが、とても大事だと思います。
もう1つは、ある自治体様の研修
研修のテーマは、決して、私の経験豊富な分野とは言い難いものでした。そして、コンペのプレゼンテーションも、厳しい質問が多数でて、とても緊張しました。帰りの電車の中では、「これはダメだろうな」とあきらめていました。しか、最終的には、カリキュラムに盛り込んだある項目が決め手になったようです。それは、部下指導は育成計画に基づいて行うということです。お客様の仕様では、指導テクニックを中心に求められていましたが、テクニックだけでは、現場の指導で限界があるという想いが私にはあります。指導を受ける人の現状を把握し、育成目標を設定し、意図的、計画的、継続的に行うことが重要と、この部分は、研修会社様との事前のやりとりでも私が譲れない部分でした。その部分が評価されたことは、とても嬉しいことでした。
独立して15年が経過します。何年たとうと、誠意・熱意・創意の重要性、お客様ニーズに合わせて応用力を発揮するための基礎の必要性を実感しているこのごろです。