講師の亀田です。
今回は先日発刊された拙書『新シニア市場攻略のカギはモラトリアムおじさんだ!』(ダイヤモンド社)の中から、
少しだけエッセンスをお伝えしたいと思います。
皆さんは、何となく「今のシニアって昔の人たちに比べると若いよね」、と思っている方もいるかと思います。
実はそのことは科学的にも証明されていて、2015年に日本老年学会が「現代の高齢者は10~20年前の同年代の人々に比べ、
身体機能・知力・健康状態などが5~10歳若返っている」という声明を発表しているんです。
さらに、頭や体が若返っているということは、気持ちも実年齢より若いはず。
そう考え、気持ちの上では自分をいくつだと思っているかと調査で聞いてみたところ、
実年齢が50代後半の人は平均48.7歳、60代前半は54.5歳、60代後半は58.8歳、70代前半は64.0歳と、
どの年代も平均するとマイナス8歳という結果になりました。
(出典:ビデオリサーチ「シニア1000人調査」2013年)
ファッションの意識でみて見ると、そのことが見えきました。
昔はあまり見かけることがなかったシニアのジーンズファッションも、今では普通に見かけるようになったと思いませんか?
データで見てみると、1992年の60代は4人に1人しかジーンズを持っていなかったのに対し、2016年の60代は4人に3人が持っていることが分かりました。
(出典:ビデオリサーチ「ACR」「ACR/ex」全国7地区版)
このように、頭も体も心も、想像以上に若くなっているのが現代のシニアなんです。
みなさんのご両親や上司の方などを思い浮かべてみてください。いかがでしょうか??