みなさん、こんにちは!稼プロ18期生の石垣雅裕(いしがきまさひろ)です。
65年続く企業の3代目という立場で日々奮闘しています。(企業概要:愛知県、金属加工製造業、従業員20名)
先日、北欧の福祉国家として有名なフィンランドのヘルシンキへ旅行に行きました。
総人口は、約519万人。内、首都ヘルシンキには、約55万人が暮らしています。また、2018年版の幸福度ランキングは世界一位となり話題となっています。
【善意によるコストダウン】
ヘルシンキを旅していて一番の衝撃は「人々の善意」を信じることによって、コストを下げるという発想でした。
具体的には電車やトラムで移動するときに改札がないので、駅に入ったらそのまま電車に乗ります。電車内でも駅員さんに切符を見せるということはありませんでした。つまり、切符がなくても電車やトラムに乗れてしまうのです。
「じゃあみんな切符を買わないのでは?」と思って知り合ったフィンランドの方に聞いたところ、それでも多くの人が当たり前に切符を購入しているそうです。改札もいらなければ駅員さんの人件費もいらない。そしてそこまで売上の影響はない。(売上の影響は実際にはあるのかもしれないが)管理の手間がなくなり、コストがかからない。「人々の善意」を信じて仕組みを考える可能性に気付かされました。日本で同様のことを実施したら、効果が高いのではと感じました。
【会社に善意の仕組みを取り入れよう】
善意を軸にした仕組みを導入することは、管理を徹底することとは違う発想が必要になります。しかし中小企業には「善意」を意識して作った仕組みのほうが組織的にあっていると思いますし組織文化が豊かなものになっていく可能性を感じています。
社内の現状の仕組みも管理を完璧にするという発想よりも、人の善意を取り入れた仕組みにし、コストや管理の手間をなくしていこうと思います。