稼プロ!18期生の佐々木(晋)です。先日、小6の息子と一緒に「ぼくらの7日間戦争」という映画をアマゾンプライムビデオで見ました。稼プロ!18期ではご存知の方も多いかと思われますが、本作は1988年に、当時国民的な人気を集めていた宮沢りえさんの初主演映画でした。原作は宗田理さんの小説で、これに続く“ぼくら”シリーズは、今も小学校高学年の間で強い人気があります。特に「ぼくらの7日間戦争」は来年アニメ化が決定しているため、8/18(土)のTBS情報番組“王様のブランチ”でも、児童書ランキングの2位に入るほど人気が再燃しています。
この映画を久々に見て大変印象深かったのは、中学校の生徒に対する先生の厳しい指導方法に、息子がショックを受けていたことです。厳しい制服や髪型の検査があり、校則違反や反抗的な生徒には容赦無く体罰が与えられます。「昔の先生は本当にこんなに殴ったりしたの?」「したよ」「痛くなかったの?」「痛いよ」「やり返す人はいなかったの?」「たまにいたよ」「やじゃなかったの?」「昔はそれが当たり前だった。今は時代が違うからね。」という会話を交わしている中、ふと気になったことがありました。「今は時代が違うからね。」
話は全然違いますが、私の職場でも数年前から「働き方改革」を進め、残業時間の短縮を図っています。IT化や業務標準化の成果で、部門の残業時間は短縮傾向にありますが、管理職の労働時間はむしろ増えているかもしれません。その要因は、「仕事の進め方」が変わってないからだと思っています。仕事のための仕事、会議のための会議など、手段と目的が混同したケースはいまだにたくさんあります。おそらく大企業の多くは同じ様な状況ではないでしょうか。
「今は時代が違うからね。部下を残業させられないからしょうがないよ。」という声を聞きますが、この考えは働き方改革の本質から少しずれていると思います。働き方改革の目指す所は、生産性を向上させて、育児や介護等をしている人も積極的にキャリアを築ける環境を作ることです。そうすることで、今後国内の生産年齢人口が減少していくなか、経済の衰退を防がなければなりません。働き方改革による労働時間短縮は、非管理職だけでなく管理職や経営陣を含めた全社一丸となって取り組む課題です。「時代が違うからね」で管理職が残務を補う習慣は、本来の目的の理解が浸透してない証左だと感じています。
話は「ぼくらの7日間戦争」に戻ります。昔の先生の指導方法について「今は時代が違うからね」と思っている私は、変わった背景をよく理解していないと思います。昔の厳しい指導方法について、「今は絶対にNG」と言うことを分かっている反面、学校や部活での経験を「懐かしい」とか「役に立っている」と否定しきれない部分もあります。「今は時代が違う」だけでなく、方針の違いの本質を理解していないと、無意識のうちに自分の受けた教育が子供達の指導に出てしまうかもしれません。改めて、教育方針の歴史的変遷を学んでみようと思った次第でした。
ところで“王様のブランチ”の児童書ランキングですが、3位は小学校低学年に人気がある“おしり探偵シリーズ”でした。おしり形の顔をした探偵が事件を解決していくシリーズなのですが、小学校2年の娘も大ファンです。なぜおしり顔が、、、、?。この人気の背景を理解することも、相当難しそうです。
この映画を久々に見て大変印象深かったのは、中学校の生徒に対する先生の厳しい指導方法に、息子がショックを受けていたことです。厳しい制服や髪型の検査があり、校則違反や反抗的な生徒には容赦無く体罰が与えられます。「昔の先生は本当にこんなに殴ったりしたの?」「したよ」「痛くなかったの?」「痛いよ」「やり返す人はいなかったの?」「たまにいたよ」「やじゃなかったの?」「昔はそれが当たり前だった。今は時代が違うからね。」という会話を交わしている中、ふと気になったことがありました。「今は時代が違うからね。」
話は全然違いますが、私の職場でも数年前から「働き方改革」を進め、残業時間の短縮を図っています。IT化や業務標準化の成果で、部門の残業時間は短縮傾向にありますが、管理職の労働時間はむしろ増えているかもしれません。その要因は、「仕事の進め方」が変わってないからだと思っています。仕事のための仕事、会議のための会議など、手段と目的が混同したケースはいまだにたくさんあります。おそらく大企業の多くは同じ様な状況ではないでしょうか。
「今は時代が違うからね。部下を残業させられないからしょうがないよ。」という声を聞きますが、この考えは働き方改革の本質から少しずれていると思います。働き方改革の目指す所は、生産性を向上させて、育児や介護等をしている人も積極的にキャリアを築ける環境を作ることです。そうすることで、今後国内の生産年齢人口が減少していくなか、経済の衰退を防がなければなりません。働き方改革による労働時間短縮は、非管理職だけでなく管理職や経営陣を含めた全社一丸となって取り組む課題です。「時代が違うからね」で管理職が残務を補う習慣は、本来の目的の理解が浸透してない証左だと感じています。
話は「ぼくらの7日間戦争」に戻ります。昔の先生の指導方法について「今は時代が違うからね」と思っている私は、変わった背景をよく理解していないと思います。昔の厳しい指導方法について、「今は絶対にNG」と言うことを分かっている反面、学校や部活での経験を「懐かしい」とか「役に立っている」と否定しきれない部分もあります。「今は時代が違う」だけでなく、方針の違いの本質を理解していないと、無意識のうちに自分の受けた教育が子供達の指導に出てしまうかもしれません。改めて、教育方針の歴史的変遷を学んでみようと思った次第でした。
ところで“王様のブランチ”の児童書ランキングですが、3位は小学校低学年に人気がある“おしり探偵シリーズ”でした。おしり形の顔をした探偵が事件を解決していくシリーズなのですが、小学校2年の娘も大ファンです。なぜおしり顔が、、、、?。この人気の背景を理解することも、相当難しそうです。